【ととけん】2021年12月問題
Q1. ハンドボールと出世魚である○○を融合したゆるスポーツ「ハンぎょボール」が○○の街、氷見市でブームとなっています。得点をすると脇に抱えた○○のぬいぐるみが出世して、だんだん大きくなっていくことで勝ち負けを競うというもの。○○に入る魚を選びなさい。[2021年(第12回)3級(初級)から]
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【解答】➁ブリ
【解説】富山県の氷見市ではもともとハンドボールが盛んであったため、ハンドボールと特産のブリを融合したゆるスポーツ「ハンぎょボール」を一般社団法人世界ゆるスポーツ協会と共同で開発。出世魚にちなんで、得点を重ねるごとにブリのぬいぐるみが大きくなる。30センチのコズクラは1ポイント、フクラギは55センチで4ポイント、ガンドは75センチで6ポイント、1メートルのブリまで出世すると7ポイントが加算され、出世魚のぬいぐるみの大きさで得点がひと目でわかる。脇に抱えた大事なブリを落とすと冷蔵庫送りになるとか。
Q2. とれたての新鮮さを表す「とれとれ」「ぴちぴち」は、いわば全国共通語でしょう。新鮮さの表現にも実はお国言葉があるのをご存じでしょうか。次のお国言葉から愛媛県愛南町の表現を選びなさい。[2021年(第12回)2級(中級)から]
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【解答】➃びやびや
【解説】“びやびや”は愛媛県南予地方の愛南町の方言で、「包丁が入らないほど新鮮で弾力がある」という意味。カツオの水揚量四国一を誇る愛南町の深浦漁港、ここで揚がるカツオは、包丁が入らないほどモッチリとした弾力で鮮度の証しとして「びやびやかつお」の名がある。富山の?“きときと”は、生き生きしているという意味で、新鮮な魚を指して「この魚、きときとやな」といった風に使う。県内には「きときと寿し」「きときと市場」などもあり、空港の名前も「富山きときと空港」だ。➁“ばきばき”とは、北海道の函館で活きの良さを表す浜言葉。魚を手で持つと身が垂れずにピンと立つほどバキバキしているという意味だとか。とくに新鮮なホッケに使われ、鮮度抜群で付加価値が高いバキバキブランド「海峡根ボッケ バキバキ」も誕生している。?“びかびか”は宮崎県などの新鮮表現。
Q3. お好きな魚卵は何でしょう。産地の親魚の不漁続きによる在庫薄で相場が上がっているこの魚卵の年末商戦にも需要減退が懸念されています。晩秋から新物が出始める、この魚卵を選びなさい。[2021年(第12回)1級(上級)から]
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【解答】➀いくら
【解説】昨年(2020年)秋から魚卵が値上がりしている。イクラやカズノコの卸値は19年同時期に比べ3割ほど高い。親魚の不漁に加え、新型コロナウイルスによる海外工場の操業停止で卵の調達が難しくなった。コロナ禍で家で食事をする機会が増え、魚卵の売れ行きは好調だ。晩秋から新物が出回り始めるイクラ。20年は親魚であるサケの世界的な不漁により豊洲市場(東京・江東)の卸値は前年同期比3~4割高め。年末に向け、日に日に相場が上昇し「イクラバブル」の兆しを見せた。イクラ相場の乱高下は、130年以上続く日本の伝統のサケ漁が転換期を迎えていることも示している。2019年の漁獲量は5万6300トンとピーク時の1996年から、ほぼ四半世紀で8割減少した。豊洲市場では国産、海外産ともにイクラは依然、高値で推移している。
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