【ととけん】2021年1月問題
Q1.寒さがしみてくると、恋しくなるのが身も心もほっこりあたたまる鍋料理。主役となる魚介が異なるふるさとの鍋を選びなさい。[2020年(第11回)3級(初級)から]
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【解答】➂どぶ汁
【解説】日本の冬には鍋料理がよく似合う。煮立ってフタをあけ、湯気が立つのを目にするだけで幸せにつつまれそう。どぶ汁は福島県から茨城県にかけての常磐地方のあんこう鍋。大量の肝とみそだけで味つけし、どぶろくのようにスープがにごるため地元ではどぶ汁と呼ぶ。➀➁➃はいずれもマダラが主役の東北地方の鍋料理。
Q2.出世魚でなくても、成長につれ名前が変わる魚はたくさんいます。以下の出世コースのうち、誤りを選びなさい。[2020年(第11回)2級(中級)から]
➀コッパ→セイゴ→フッコ→クロダイ
➁サゴチ→ヤナギ→サワラ
➂シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロ
➃モジャコ→ショッコ→アカハナ→カンパチ
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【解答】➀コッパ→セイゴ→フッコ→クロダイ
【解説】正しくは、コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ、もしくはチンチン→カイズ→クロダイ(関東)。クロダイは、関西ではババタレ→フタツ→チヌという呼び名をもつ。出世魚というとブリ、スズキ、ボラだが、成長過程で呼び名が変わる魚も出世魚扱いされることがある。
Q3.北海道南部から大分県あたりの内湾域に分布する魚です。魚名の由来のひとつに、冬から春に子持ちが多く獲れるからというものがあります。野締めと活け締めでは同じ魚ながら値段が大きく異なるこの魚を選びなさい。[2020年(第11回)1級(上級)から]
➀アイナメ
➁イトヨリダイ
➂ホウボウ
➃マコガレイ
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【解答】➃マコガレイ
【解説】古くは産卵のために岸に集まってきたところを漁獲されてきたので、子持ち(真子を持つところからマコガレイという説)の煮付け魚として、冬から春先が旬とされてきた。しかし、近年は物流が発達し産地から都市部にまで高鮮度の活けものが届けられるようになり、刺身のおいしさが知られると、身痩せした子持ちよりも身自体が充実している夏場こそ旬と言われるようになっている。
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