【ととけん】2018年9月問題
Q1.熊本県の天草はあるエビの養殖を先がけた地で、その歴史は百年以上にわたります。エビ好きの日本人が最もたくさん食べている科に属す、このエビを選びなさい。[2013年(第4回)3級(初級)から出題]
?アマエビ
?クルマエビ
?サクラエビ
?ボタンエビ
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【解答】?クルマエビ
【解説】熱を加えるとプリッとした食感でほどよい甘みのクルマエビの養殖は、1905年不知火海に浮かぶ維和島(上天草市大矢野町)で始まった。1983年に生産量日本一となり、1989年には熊本県の“県の魚”に制定された。毎年、9月から1月末まで“車えび祭”が開催されている。
Q2.開き干しや生干しが有名ですが、主産地・北海道では刺身やフライも人気の魚です。小骨も少なく身離れがよく食べやすく、大人から子どもまで大人気。アイナメ科のこの魚を選びなさい。[2010年(第1回)2級(中級)から]
?魳
?鯡
?𩸽
?鰈
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【解答】?𩸽(ほっけ)
【解説】ホッケは北方を「ほっけ」と読むことから北方の魚を意味し、漢字では魚偏に花と書く。ホッケの幼魚は美しい青緑色をしていて、海で群れる様子が花のようであることから付けられたといわれる。国産が高値となっているため干物などはロシア産の近縁種、キタノホッケ(通称シマホッケ)が出回っている。特に羅臼、礼文、積丹が産地として有名。一年を通して漁獲があるが、脂がのる春もおいしいが、ピークは秋から冬で、特に秋ホッケの干物が美味。?かます、?にしん、?かれい。
Q3.秋口から初冬にかけてマグロはえ縄船によってこの地に水揚げされる生鮮メバチマグロは、当地の名を冠した“ひがしもの”として消費地市場で高い評価を受けています。全国有数の寿司店の密集地でも知られるこの水揚げ港を選びなさい。[2013年(第4回)1級(上級)から出題]
?塩竈(しおがま)
?銚子
?三崎
?境港
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【解答】?塩竈(しおがま)
【解説】いずれも全国有数のマグロの水揚げ港。宮城県塩竈ではクロマグロの群れが金華山沖を北上する5?8月の夏漁期に巻き網漁の最盛期を迎えて生鮮クロマグロの水揚げで賑わい、9月から12月にはマグロ類を追って北上する全国各地のはえ縄船の水揚げ基地となる。ことに生鮮メバチマグロはこの地の仲買人のおメガネにかなった“三陸塩竈ひがしもの”として出荷される。
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