【ととけん】2016年1月問題
Q1. 山形県庄内地方に“どんがら汁”と呼ぶ漁師料理があります。この料理に身や骨、内臓まで丸ごと使う魚を選びなさい。[2013年(第4回)3級(初級)から出題]
①寒(かん)ガレイ
②寒ダラ
③寒ブリ
④寒ボラ
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【解答】②寒ダラ
【解説】庄内地方の冬場の名物鍋で、各地で開かれる寒ダラ祭りでも味わうことができる。仕上げにイワノリを散(ち)らすのが庄内風。
Q2. 2月に入ると各地で渓流釣りが解禁になり、清流の川魚を釣るのは訪れる春の愉しみのひとつです。渓流魚の中で最も標高の高い川に棲むといわれ、焼いたこの魚に熱燗を注ぐ骨酒もまたいける魚を選びなさい。[2014年(第5回)2級(中級)から出題]
①ヤマメ
②イワナ
③オショロコマ
④アマゴ
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【解答】②イワナ
【解説】イワナは河川の最上流域に生息する渓流魚のなかで最も大型になる。古くは山間部の重要なタンパク源だったが、養殖されるようになって市場にも流通するようになった。オショロコマはこのイワナの仲間で北海道の知床や大雪山系の渓流にすむ。アマゴはサツキマスの、ヤマメはサクラマスの陸封型。いずれも昔から日本にいた在来種でもある。
Q3. 立春を翌日にひかえた冬から春への節目となる節分に、家の戸口に鰯の頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺して置く“柊鰯”の風習はいまでも各地で見ることができます。この“柊鰯”を起源とすることわざを選びなさい。[2013年(第4回)1級(上級)から出題]
①内の鯛より隣の鰯
②鯛の尾より鰯の頭
③鰯七度洗えば鯛の味
④鰯の頭も信心から
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【解答】④鰯の頭も信心から
【解説】鰯の頭のように取るに足らないものでも、信じる気持ちがあれば尊いものに見えるという意。柊鰯は柊の葉の棘が鬼の目を刺し、鰯の臭いを鬼が敬遠することから。
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