【ととけん】2019年1月問題
Q1.ぬめりがある大きな魚体は、まな板の上で扱いにくいことから吊るして切る方法が一般的ですが、青森県風間浦村の“雪中切り”は珍しく、観光客の人気を集めています。この魚を選びなさい。[2012年(第3回)3級(初級)から出題]
?マンボウ
?ハモ
?アンコウ
?エイ
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【解答】?アンコウ
【解説】アンコウの水揚げ量が全国トップクラスの青森県風間浦村では、毎年2月に『ゆかい村鮟鱇まつり』が行われている。新鮮なアンコウを雪上でさばく“雪中切り”の実演や、寿司、汁物などアンコウづくしの祭りである。
Q2.春夏秋冬をさらに6分割した季節を二十四節気といい、その節目ごとに味わう食の歳時記も大切にされてきました。大寒(2019年は1月20日)にふさわしい魚介を選びなさい。[2016年(第2回)7級(中級)から]
?しじみ
?はまぐり
?はぜ
?ほや
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【解答】?しじみ
【解説】大寒は一年で最も寒さが厳しい頃(2019年は1月20日)で、寒ダラ、寒ブリなど、「寒」をつけて親しまれてきた魚介が多い。しじみも同様で「寒しじみ」といわれこの時季特においしいとされる。啓蟄(けいちつ)は冬ごもりをしていた虫たちが早春の陽光に誘われて動きだす頃とされ、春が旬のはまぐりは雛祭りの行事食として潮汁などで供されてきた。芒種(ぼうしゅ)は梅雨入りの頃で穀物の種まきや田植えの季節、三陸名産のほやも旬を迎える。秋分の頃に大きく育ち、味がよくなるはぜは“彼岸はぜ”と呼ばれる。季節の到来に思いを馳せ、旬の恵みに感謝する日本人のこまやかな暮らしぶりが伺える。ちなみに今年(2019年)の啓蟄は3月6日、芒種は6月6日、秋分は9月23日。
Q3.福井県越前地方には、初天神の1月25日に学問の神様・菅原道真公の好物の焼きガレイを供え、学問成就を祈る“天神講”という習わしがあります。この風習に使われる「越前がれい」と呼ばれるカレイを選びなさい。[2012年(第3回)1級(初級)から出題]
?アカガレイ
?カラスガレイ
?マコガレイ
?ヤナギムシガレイ
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【解答】?アカガレイ
【解説】アカガレイの名の通り、体色は赤みをおびている。天神様に供えた後はおいしくいただくのが習わし。焼き色がつく程度にあぶった皮目の香ばしさとほどよい脂を含む身肉は上品な味わいで、産地の越前町では地ガレイとして人気の魚。
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