【ととけん】2017年9月問題
Q1.秋の味覚の代表格であるサンマは、塩焼きでは一尾丸ごと使われます。身だけでなく、内臓もおいしい理由を選びなさい。
[2011年(第2回)3級(初級)から出題]
?骨が少なく身離れがいいため
?消化が驚異的に速いため
?胃や腸が大きく長いため
?エサをほとんど食べないため
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【解答】?消化が驚異的に速いため
【解説】サンマは胃がなく腸も短いので消化が驚異的に速く、すぐ排泄される。そのため内臓も美味。ただし、内臓は鮮度が落ちやすいので、新鮮なサンマを使う。ビタミンAなどの栄養も多く含まれている。
Q2.千葉、静岡、三重が主産地のこの魚介は、刺し網漁などで漁獲されます。月夜は海が明るく、網が見えて魚介が逃げてしまうといわれ、闇夜を選んで漁が行われるこの魚介を選びなさい。
[2012年(第3回)2級(中級)から出題]
?アマダイ
?イセエビ
?ヒラメ
?ケンサキイカ
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【解答】?イセエビ
【解説】イセエビの水揚げ量は、千葉、三重、静岡が上位3県(平成20年度漁獲量/農林水産省)。刺し網漁とは魚が通過する場所に網を仕掛け、魚介を絡め獲る漁法で、月夜はイセエビが月の光で逃げてしまうといわれており、かかりが悪いため闇夜に漁を行う。また、イセエビの産地では産卵期にあたる5月から9月頃に禁漁期間が設けられている。
Q3.相模湾の秋を彩るこの魚は“小田原開き”の干物としても広く知られます。小田原沖の定置網で漁獲されるこの魚を選びなさい。
[2016年(第7回)1級(上級)から出題]
?アマダイ
?イボダイ
?カマス
?サンマ
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【解答】?カマス
【解説】海岸から急に深くなる相模湾の小田原沖、わずか800メートル程度のところに仕掛けられた定置網で獲れるカマスは、50センチ前後になるアカカマスと細めで35センチほどのヤマトカマスの2種。市場でそれぞれ本カマス、水カマスと呼ばれ、地元小田原ではネイラと呼ばれるアカカマスはヤマトカマスのおよそ10倍の値がつく。小田原名物、カマスの干物はこのアカカマスが使われ、アジなどと異なり、頭を残して背開きで作る“小田原開き”はこの地方の伝統だ。地元流のおいしく焼くコツは、ホットプレートやフライパンにクッキングシートを敷き、身側から少し時間をかけてほんのりキツネ色になるまで焼き上げ、裏返すことだとか。
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