2026年2月26日(木)

《無料公開中》<サカナグミ魚食活動日記>1 “サカナグミ”です!

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 福岡を拠点に「フードディレクター」として活動しています。栄養士の資格をもつ筋金入りの食いしん坊です。元テレビ局のディレクターとしておいしいグルメ情報や生産者さんを多く取材する中で「食は人生を豊かにする」という場面を見てきました。人生折り返し地点に立った時、これまで教わった先人たちの知恵や大切に育んできた日本の心と食文化を次世代につなぐことが使命に変わりました。「サカナグミ」の活動を通じた魚食への思いを毎月1回、お届けします。

 初回は「サカナグミ」の誕生秘話から。

 発足した2012年春、勤めていた某テレビ局の情報番組に料理のコーナーがありました。私もディレクターとして、人気カフェのオーナー、ホテルの料理長、予約の取れない料理研究家など多くの料理人たちをスカウトしては番組に出演してもらっていました。そんなある日、出演キャリアの長いクッキングスクールの校長先生から相談を受けたのです。「私の助手たちがかなり腕を上げてきたのでテレビデビューさせたい」と。確かにかわいらしい20代の料理家の卵たちです。しかし何か特徴を付けないと福岡にも料理研究家はごまんといます。校長先生とアイデアを出し合う中で「魚」というキーワードが浮かびました。これだ!

 当時は、魚介の消費量が初めて肉類を下回った時期です。魚料理を再び家庭の食卓の主役に! と意気込んだ企画は通りました。生放送で15分という限られた枠の中で魚をおろすところから魚料理の完成まで一本勝負というなかなかスリリングな体験でしたが、今でも忘れません!

 単に料理家として、普通のエプロン姿の若い女性たちが登場するだけではインパクトがありません。お揃いのボーダーシャツに色違いのバンダナ、そしてギャルソンエプロンという当時のはやりのいでたち。ユニット名は「サカナグミ」と名付けました。重鎮の料理家ではなく、いかにも今時の女の子たちが楽しそうに魚をおろす姿は視聴者の目に留まるのではないかと思いがありました。

 月1回のレギュラー出演で旬の魚と季節野菜を使った魚料理を、例えば春のアクアパッツァ、夏の薬味をふんだんに使った中華風刺身サラダ、食欲の秋は新米と魚を使った炊き込みご飯、冬は魚のグラタンやシチューなど温かいお料理などたくさん紹介しました。デビュー後は別の釣り番組からオファーもあり、雑誌の取材も受けました。残念ながら番組終了とともにユニットは解散しましたが、今でも彼女たちはそれぞれに独立して活躍し、番組を視聴していた方の記憶にも「サカナグミ」は今も生き続けていると信じています。その後、「サカナグミ」は届けたい思いをそのままに魚食活動名として一人立ちしました。(つづく)



本田淑子(ほんだよしこ)

 福岡で情報番組のディレクターとして長年、たくさんの飲食店や生産者を取材。現在は「フードディレクター」として、魚食普及活動「サカナグミ」を長浜鮮魚市場の博多銀鱗会と組んで活動するなどしています。PLANTECOOK(https://www.plantecook.com/)
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