2026年2月27日(金)

ととけんにチャレンジ VOL.106

2025年10月27日

Q1、明治の文豪、夏目漱石はこの魚を「三馬」と書いています。大正時代から____と書かれ始め、その塩焼きは秋の味覚の代表です。下線部にふさわしい漢字を選びなさい。[2024年(第15回)3級(初級)から]

 (1)鬼虎魚

 (2)秋刀魚

 (3)柳葉魚

 (4)太刀魚

Q2、福井県のへしこ、京都・大阪の生ずし、バッテラ、船場汁に共通する魚を選びなさい。[2024年(第15回)2級(中級)から]

 (1)アジ

 (2)イワシ

 (3)サバ

 (4)サンマ

Q3、この島では年に3度伊勢神宮にタイを献上し、毎年10月12日には「おんべ鯛奉納祭」がとり行われています。鯛としらすとふぐの産地として知られる三河湾に浮かぶこの島を選びなさい。[2024年(第15回)1級(上級)から]

 (1)神島

 (2)篠島

 (3)答志島

 (4)日間賀島

答え



Q1、→(2)秋刀魚

「秋にとれる刀のような形をした魚」から秋刀魚という表記は生まれたようだ。しかし、夏目漱石はサンマのことを「三馬」と書いている。秋刀魚と書かれ始めたのは、大正時代からではないかというのが定説だ。

江戸後期の辞典『俚言集覧』(文化文政年間1804〜30年)には、「三馬、魚の名。さよりに似たり。塩漬けにして江戸に送る」と記されている。松平定信の改革で有名な寛政年間(1789〜1801年)には、房州サンマが江戸に送られ、塩蔵や干ものとして庶民の食卓をにぎわせていた。

カボスやスダチをしぼり醤油をかけ、大根おろしを添えて食すサンマの塩焼きは、秋の味覚の代表。このところの不漁で食卓から遠のき、残念に思っていらっしゃる方も多いはず。(1)鬼虎魚はオニオコゼ、(3)柳葉魚はシシャモ、(4)太刀魚はタチウオ。

Q2、→(3)サバ

サバの料理というと、塩焼き、味噌煮、しめ鯖がおなじみだが、日本各地にはさまざまなサバの郷土料理がある。福井県若狭名物の「へしこ」はサバを塩漬けにして取り出し、米ぬかに漬けて1~2年熟成させる保存食。コクとうまみが凝縮されて、ごはんにも酒の肴にももってこいの風味と味わい。関西で「生ずし」というのはしめ鯖のこと。酢じめしたサバを甘酢で煮た白板昆布とともにすし飯の上にのせて押し、四角く切った「バッテラ」は大阪名物。大阪の問屋街である船場で生まれた「船場汁」は、塩サバと大根などの野菜類を煮込んでつくったすまし汁だ。

Q3、→ (2)篠島

愛知県知多半島の沖合、三河湾に浮かぶ離島、篠島に千年以上にわたって伝わる祭りが、毎年10月

12日に行われるおんべ鯛奉納祭だ。白装束に身を包んだ島の神職が篠島で獲れたタイを塩漬けにし、船団を仕立てて対岸の伊勢神宮へ献上。このタイをおんべ鯛という。篠島の北隣り(4)日間賀島はタコやフグが特産、志摩半島・鳥羽沖の(1)神島は三島由紀夫の『潮騒』の舞台になった漁師島。(3)答志島は「寝屋子制度」~中学を卒業した男子数名を「寝屋親」と呼ばれる地域の世話役が預かり、寝屋親の家の一室で寝泊まりさせ、戸籍上のつながりのない者同士が、実の親子・兄弟のように絆を深める制度~が残る島で、近年では「答志島トロさわら」が名産に。

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