<魚屋新時代>魚河岸中與商店武蔵小山店・前編 デパ地下から路面店舗へ
2025年7月28日

店舗のコンセプトは?
常時25~30種 丸魚が稼ぎ頭
魚食文化の衰退につながる「魚離れ」を食い止め、さらには反転させようと、魚食普及の最前線である鮮魚小売の現場は日々、あらがい続けている。その激戦地にあえて身を投じた、将来の魚食を担うことを期待された“新時代”の魚屋を追った。
吉田課長は「常時25~30種の丸魚を並べるよう心掛けている」という。売り上げ構成比で、トップが丸魚というから驚きだ。
開店当初からこのボリュームだったわけでない。対面販売の特徴を生かし、お客さんとの会話の中から献立づくりをサポートしてきた。三枚おろしなどの一次加工は無料。こうした気配りが丸魚へのハードルを下げ、扱いを徐々に増やした。
豊洲市場を中心に全国の産地バイヤーともつながる中島水産のネットワークを生かして、日々さまざまな魚を集荷、毎日通っても飽きることがない。
他店にない強みは?
地域に密着した毎日使える店に

「系列店で食べたあの魚を、ここでも食べたい」とのリクエストを受け、採用したこともある。地域の人たちにもカスタマイズされ、客層は若い人から家族連れ、高齢者までさまざま。多くの世代に支持されている。
路面店タイプの魚河岸中與商店は、今年3月にハッピーロード大山商店街(板橋区)、4月に糀谷商店街(大田区)にもオープンした。同様に丸魚の対面販売を行っている。毎週土曜日に丸魚を買いに来て、家で調理する小学生もいるそうだ。
開店から3年目になる店舗運営について、吉田課長は「地域密着型で毎日来て、使っていただける店にしたい」と意欲を示した。
=見どころプラスワン=

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