<魚屋新時代>渡辺鮮魚店・後編 地域密着でおいしい魚を
2025年6月30日

魚を売るポイントは?
昔ながらの接客スタイル
魚食文化の衰退につながる「魚離れ」を食い止め、さらには反転させようと、魚食普及の最前線である鮮魚小売の現場は日々、あらがい続けている。その激戦地にあえて身を投じた、将来の魚食を担うことを期待された“新時代”の魚屋を追った。
「今の時代はこういった交流が切り捨てられることも多く、魚離れも問題になっているが、案外『きょうよい魚入ってるけど食べない?』と見知った顔から言われるだけでお客さんの心は動く」と小嶋社長は語る。重要なのは「期待以上の体験の提供」だ。よい魚を仕入れるのはもちろんのこと、処理の仕方やお勧めの食べ方も丁寧に伝えて喜んでもらうことで、「きょうの夕飯に何がよいか」「夫の誕生日においしいサンマを買ってあげたい」など消費者から自然と魚を求める声が上がっていくという。
他店にない強みは?
プロも信頼の目利き

直近では春先に、生鮮カツオがこの時期としては珍しく脂乗りがよかったことを受け、その中でもさらによい魚体を厳選して積極的に拡販。一部消費者からは「今まで食べた中でいちばんおいしかった」と感想が寄せられるほど、満足してもらうことができた。
一方、魚の品質は日々異なり、同じ魚には二度と巡り合えないのが難しい部分だが「だからこそ面白いし、ここに行けばおいしい魚を買える場所であり続けたい」と意気込みを伝える。
=見どころプラスワン=

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