三菱商事(株)連合の洋上風力発電事業からの撤退を機に、洋上風力事業をめぐる環境が大きく変化しようとしています。漁業界は変化する洋上風力事業とこれからどう向き合い、行動すればいいのでしょうか。 長年、洋上風力事業を漁業者の視点で追い続けてきた農林水産政策研究所の梶脇利彦氏が、これまで蓄積してきた知見のもと、各地の事例などを通じて、漁業が洋上風力との協調を実現するためのヒントを「水経塾」番外編の連載で探ります。
2026年5月12日
漁業との共存 最後にまとめをしてみたい。スタートは2025年8月の三菱商事連合による3海域撤退を受けた緊急寄稿からだった。経済産業省・国土交通省が公募制度の見直しに取り組む中で、法定協議会の「意見と…
2026年5月1日
「補償」とは 共通課題㊦ 前稿では、「基金」とは何かについて説明した。今回は、おカネにまつわる洋上風力の「補償」について触れておきたい。これを理解するうえで、損失補償と損害賠償の2つを説明する。 …
2026年4月20日
「基金」とは 共通課題㊤ 海洋再エネ整備法(旧略称「再エネ海域利用法」)は、事前の「補償なし」に水域調整を行う仕組みである。なぜ事前の補償がないのか、その理由は、「漁業に支障を及ぼさないことが見込ま…
2026年4月10日
現状と課題 同意手続き 洋上風車の設置をめぐる「同意手続き」について考えてみたい。その軽重を図の信号機に例えながらみてみよう。 洋上風車設置をめぐる議論の始まりは、促進区域の指定に向け有望区域…
2026年3月19日
現状と課題 法定協議会 再エネ海域利用法の法定協議会は、洋上風力を進めるうえで、海運や漁業などの先行利用者との調整にかかる協議の場として誕生した。平たくいえば、海運や漁業などの「利害関係者との調整の…
2026年3月10日
現状と課題 利害関係 広辞苑で利害を調べてみると、利害とは「利益と損害」とのこと。利害関係とは「利害が相互に影響しあう間柄の関係」と書いている。人工知能(AI)のGeminiで洋上風力の利害関係者を…
2026年2月20日
「この海で洋上風力をやりたい」という話は、どういう形で誰の口から出るのか。その答え探しの最初となるのは、いうまでもなく「風」だ。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が20…
2026年2月6日
事業の見通し 新年早々、長崎県五島市沖の内水(領海の直線基線の内側。事例で考える洋上風力(2)の「ひと口メモ」を参照)で再エネ海域利用法施行後の初の案件となる洋上風力発電事業が2年遅れでスタートした…
2026年1月21日
事業の経緯と変化(下) 「漁業に支障を及ぼさないことが見込まれる」との再エネ海域利用法の規定は、洋上風力の設置が予定される区域(促進区域)を経済産業大臣および国土交通大臣が指定する際にクリアすべき要…
2025年12月19日
事業の経緯と変化(上) 事前の補償なしに水域調整を行う仕組みの「再エネ海域利用法」は、2018年11月6日に閣議決定され、同月30日に可決成立、12月7日に公布され、翌19年4月1日に施行された。 …
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