2026年2月27日(金)

<水産インフルエンサー名鑑>(1)へんな魚おじさん 現役の魚屋×ユーチューバー

2026年1月26日

 水産業界が抱える課題の一つが魚離れだ。一方、近年では水産の魅力を発信する“水産系インフルエンサー”が活躍の場を広げている。魚食復活の担い手として注目される彼らの素顔や取り組みを紹介していく。

二足のわらじで魚食を発信

チャンネル登録者数70万人超のへんな魚おじさん
チャンネル登録者数70万人超のへんな魚おじさん
 チャンネル登録者数、計70万人を超える「へんな魚おじさん」は、珍しい魚や市場の旬の魚を捌いたり、各地の鮮魚ボックスをレビューする動画などを発信している。愛知・南知多町の海産物市場「豊浜魚ひろば」内に店舗を構える鮮魚店「豊浜屋」の現役の従業員であり、魚屋とユーチューバーという“二足のわらじスタイル”で活動し、プロの目線と親しみやすさを併せもつ発信で人気を博している。

 父は魚屋、母は干物作りや販売を手掛け、物心ついた頃から「いつも魚がある」環境で育ったという。最初の就職先として選んだのは農協だったが、父の縁で「豊浜屋」から声がかかり転職を決意。以来、現在まで魚屋として34年間働いている。

 転機となったのは、知多半島を拠点に活動する日本一の魚系ユーチューバー「きまぐれクック」のかねこさんとの出会いだった。豊浜魚ひろばで声をかけたことをきっかけに動画への出演を重ねていき、自然なやりとりと飾らない人柄が視聴者の心をつかみ、2019年2月にはかねこさんの協力もあって自身のチャンネルを開設。配信者としての道を歩み始めた。

最も反響が大きかった動画
最も反響が大きかった動画
 最も反響が大きかったのは6年前に投稿したフグを捌く動画で、地元で同業者からも一目置かれる達人の手捌きを紹介した。フグといえば免許がなければ処理できない魚。普段見る機会の少ないフグ処理工程の一部始終と正確で無駄のないプロの動きに、視聴者からは「見入ってしまう」「神技」など多くの声が寄せられた。

 またフグ免許の取得を目指す人に教材としても重宝され、実際にこの動画を何度も見て勉強し、試験に「合格した」と報告するコメントもあったという。消費者と業界関係者、両方が楽しめる構成で、水産への興味を入り口だけで終わらせず、より深い理解へと導く内容は高く評価され、現時点で累計150万回以上再生されたコンテンツになった。

 へんな魚おじさんは、オンライン上のセレクトショップに当たる「へんおじの物産展」も展開している。処理済みのフグ関連商品は特に人気が高いといい、発信とリアルな購買体験が結び付いている点も、フグの動画とへんな魚おじさんが支持される理由につながっているようだ。

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