2026年2月26日(木)

売り場づくりのヒントに 魚の新歳時記・6月

2025年5月26日

◆梅雨の憂鬱(うつ)さ魚で解消

 6月といえば梅雨。近年は気温の上昇と多発する集中豪雨で、うっとうしさが増す。だが、長雨のおかげで山の栄養分が海へと流れ、プランクトンが増殖する。「梅雨の水を飲んでおいしくなる」といわれる魚はいくつかあるが、理にかなっている。

 代表格といわれるのは、入梅イワシか。ただ、主要産地の千葉・銚子では冬も脂が乗り、漁獲量が増えている。季語は秋だが、日本海側では「春鰯」(はるいわし)で春の季語とする。

 イサキもこの時期、産卵を控えて脂が乗り「梅雨イサキ」の異名をもつ。ハモも同様に産卵期を迎える。生命力の強い魚で、暑くても鮮度を保ったまま京都へ運ぶことができたため、夏の風物詩になったといわれる。

◆境港まぐろ感謝祭(8日)

 鳥取・境港では8日に「境港まぐろ感謝祭」が開かれる。同港では今年、5月14日にまき網漁船による生鮮クロマグロが初水揚げされた。記録が残る1982年以後で最も早い。

 6月は宮城・塩釜でも水揚げが活発になる。豊洲市場へ出荷された生鮮クロマグロは昨年、月別で6月が2番目に多い3704本だった。国際条約での増枠決定を受け、今年はハイペースな水揚げが続いている。この機会にぜひ、国産の生マグロをアピールしていただきたい。

◆ほかにもこんな魚の日

 甘露煮の日(2日)、違法・無報告・無規制(IUU)に行われる漁業との闘いのための国際デー(5日)、世界海洋デー(8日)、ところてんの日(10日)、カニの日(22日)、ちらし寿司の日(27日)、佃煮の日(29日)

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