2026年4月13日(月)

<魚食にっぽん>和食文化の継承に弾みを 農林水産省が6月8~15日に万博出展 vol. 171

2025年4月28日

SAVOR JAPANガストロノミーツーリズム紹介動画「海の幸」のワンシーン
SAVOR JAPANガストロノミーツーリズム紹介動画「海の幸」のワンシーン
 農林水産省は開会中の大阪・関西万博で「食と暮らしの未来ウィーク」期間中の6月8~15日、「農林水産業と食文化の発展は世界をもっと豊かにつなぐ」をコンセプトに展示を行う。EXPOメッセ「WASSE」イベントホール南側を「伝統をつなぐ」「多様性をつなぐ」「未来へつなぐ」の3つのエリアに分け、国内外の来場者に日本の食・農林水産業の魅力を発信する。取りまとめ役の新事業・食品産業部外食・食文化課の五十嵐麻衣子課長は「和食文化の継承や日本の食・食文化によるインバウンド誘致に弾みがつけば」と期待する。現時点で判明している展示の概要を紹介。同課の主要な政策の今と展望と合わせて紹介する。

インバウンド誘致への効果にも期待する五十嵐課長
インバウンド誘致への効果にも期待する五十嵐課長
 「伝統をつなぐ」エリアでは、和食を中心とした伝統的な食文化や、水産庁による「海業(うみぎょう)」に至るまでの展示を予定している。外食・食文化課では、日本料理団体による美しい和食の盛り付け展示を行うほか、地域の食と農林水産業を核とした訪日外国人の誘致を図る「SAVOR JAPAN(セイバージャパン)」に認定された43地域の紹介動画を放映する。五十嵐課長は、万博に訪れる外国人観光客に「魚料理だけでも13ある認定地域を認識してもらい、現地に足を運ぶ流れができれば」と話す。

 「海業」では、取り組みや魚食文化、漁村・漁業のパネル展示、「箱めがね」を使った海女漁が映像で疑似体験できるコーナーを設置する予定。完成したばかりの啓発漫画「うみぎょう!」のウェブ版にアクセスできる二次元コードなども掲出する。

海業啓発漫画の表紙。全3話構成
海業啓発漫画の表紙。全3話構成
 そのほか、「未来へつなぐ」エリアでは、スマート水産業やフードテック関連展示を行う。メッセ内ステージやメッセ近隣のポップアップステージ(一時設置ステージ)西では「さかなの日」賛同メンバーの協力で各種の催しが企画されている。6月8日から8日間のうちに20年ぶりとなる日本開催の万博会場・夢洲にぜひ足を運んでほしい。

郷土料理に魚310品

 外食・食文化課では、大阪・関西万博の展示取りまとめと並行して、日本の伝統的な食文化である「和食」を次世代に継承していくため、今年度も各種事業を継続展開している。

「うちの郷土料理」に登録された魚料理は310品に上る
「うちの郷土料理」に登録された魚料理は310品に上る
 万博展示もある「SAVOR JAPAN」の新地域の認定や情報発信はもちろん、累計1536人まで膨らんだ「和食文化継承リーダー」のさらなる育成、伝統的な加工食品を紹介するデータベース「にっぽん伝統食図鑑」の新たな掲載品目追加なども進めていく。

 「にっぽん伝統食図鑑」に先んじ完成済みの、各地の郷土料理を紹介する「うちの郷土料理」は、登録された1365品目のうち魚料理は310品目に上る。五十嵐課長は「魚周りの郷土料理がなくならないよう、未来へつなぐための発信をしてほしい」と水産業界関係者に呼び掛ける。

下期「和ごはん」一新

大阪・関西万博公式キャラクター・ミャクミャクのぬいぐるみを手にする五十嵐課長
大阪・関西万博公式キャラクター・ミャクミャクのぬいぐるみを手にする五十嵐課長
 2018年に子供や子育て世代に簡便かつ手軽に和食を食べてもらう目的で官民協働により立ち上げられた「Let’s!和ごはん」プロジェクトは、時代背景の変化を踏まえて、今度は対象を若者や単身者、シニア世代に広げて新たなプロジェクトに25年度下期から模様替えする予定。

 前職の水産庁加工流通課長時代に魚消費の拡大を目的とした「さかなの日」創設に深く関わった五十嵐課長は、「後継プロジェクトも引き続き官民連携の形で行う予定で、(同じく官民で進める)『さかなの日』賛同メンバーとの連携はやりやすいはず。『さかなの日』とはウィンウィンの関係が築ければ」などと期待を寄せている。

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