<魚屋新時代>北海道すなお水産・後編 生産地をともに魚を盛り上げる
2025年4月28日

魚を売るポイントは?
人と魚に光を、個性を楽しむ
取材日には北海道・寿都から生ホッケが到着した。大きいもので2キロにもなるのだが、特筆すべきはその太り方。「横綱ホッケ」と命名された通りのフォルムだ。脂乗りが尋常ではなく、そのまま塩焼きにしてもうまい。同店には液体急速凍結機も備える。真空パックにして急速凍結する寄生虫対策まで施して刺身に。魚がもつ個性を楽しませてくれた。
「一生懸命な人とは自然発生的につながっていく」との言葉通り、荒木店長を介してキラリと光輝く存在になった魚も数多い。
魚食を広げる工夫は?
出合いは必然? 迷ったら購入を
家業が魚屋だったわけでもなく、師匠ももたずに、なぜこの地で新たに魚屋を始めたのか。「店舗で借りられる物件がここしかなかった。気合だけで始めたようなもの」と明かすが、偶然にも周囲には病院が多く、医療関係のお客さんが増えていった。「おいしい魚を食べたい」「魚をおいしく食べてもらいたい」という需給バランスが合致し、現在に至っているという。
遠征により自ら開拓した産地からの直送便が多く、店に行くたびに「初めての魚」に出合える。それだけに、定番として提供できる鮮魚は限られる。おいしそうと思った時が買い時。「ある時に食べましょう」と、SNSや店頭で呼び掛ける。
=見どころプラスワン=

関連キーワード
週間ランキング
1
燃油高騰で値決め苦悩、マグロ価格「何が正解か」 外貨も1250円に到達
2026年4月10日
2
最大養鰻国・中国の相場低迷、日本市場が受ける影響は 日本鰻輸入組合理事長に聞く
2026年4月9日
3
サケふ化施設の陸上養殖転用など 養殖・加工強靭化議論の論点整理を 自民党水産総合…
2026年4月8日
4
25年度陸奥湾ホタテ2万トン割れ 高水温響き48年ぶり低水準 平均単価、過去最高…
2026年4月7日
5
遠洋漁業支援策研究を 自民イラン情勢合同会議、全漁連・大日本水産会にヒアリング
2026年4月13日
6
50メートルロープに500キロ弱 ワカメ養殖に手応え 銚子漁場実態調査
2026年4月8日
7
ウナギCITES問題 資源評価は水研機構が継承 論文賞の田中氏研究
2026年4月10日
8
燃油安定確保へ緊急決議 生産続けつつ窮状訴え JF全漁連が代表者会議
2026年4月10日
9
イカ情報 ペルー、アメアカ漁獲枠30万トンに拡大 日本は在庫調整で様子見
2026年4月7日
10
TikTok動画投稿で売上増加 ヤマニ野口水産、若年層への浸透に効果
2026年4月10日
