消費者の意識を調査 アラスカシーフードマーケティング協会(ASMI)は5月末にオンラインで1000人に対し、アラスカ産シーフードに対する意識を調査する「消費者意識調査」を実施した。その結果、「天然、サステイナブルなどの特徴とともに、『アラスカ産』と記載されていると77.9%が購入したい」などの回答が得られた。
アラスカシーフードロゴ ASMIはアラスカ産シーフード、アラスカシーフードロゴの需要と認知について、また消費トレンドである「サステイナビリティ(持続可能性)」や「天然タンパク質」への関心の高まりをアラスカ産シーフードの販促に生かすために消費者の意識を調査した。調査は日本国内に居住し、スーパーマーケットで週1日以上シーフードを購入する20~69歳の男女1000人を対象に、オンラインで実施された。
Q1:「サステイナブル(持続可能)な漁業で獲られた魚」と聞いて、どのような印象をおもちになりますか。当てはまるものをすべてお知らせください。(いくつでも)
回答:「サステイナブルな漁業」と聞いて、25.5%の人が「環境に配慮していて素晴らしい」という印象をもっていることが分かった。
Q2:あなたは、「アラスカ産シーフード」と聞いて、どのような印象をおもちになりますか。当てはまるものをすべてお知らせください。(いくつでも)
回答:アラスカ産は天然、サステイナブルなどの特徴を伝えるとよい印象がアップする。特徴を伝える前に比べ、「環境に配慮している(サステイナブルである)」が13.7ポイント上昇、「信頼できる」が10.1ポイント上昇、「品質がよい」が9.7ポイント上昇、「選びたくなる」が7.4ポイント上昇した。
Q3:「水産物」や「水産物が原料の加工商品」を購入する際、パッケージに「シーフード(水産物)がアラスカ産と示すロゴ」があることで、どのような印象を受けますか。当てはまるものをすべてお知らせください。(いくつでも)
回答:アラスカ産シーフードを表す「アラスカシーフードロゴ」がパッケージに付いていると、「特徴が分かりやすい」「印象に残る」と多くが回答した。
Q4:パッケージに「アラスカ産」と記載されていることで、どの程度買いたくなりますか。
回答:アラスカ産シーフードの特徴を知ったうえで、パッケージに「アラスカ」と記載されていると77.9%が非常に買いたい、またはやや買いたいと答えた。
Q5:パッケージに「シーフード(水産物)がアラスカ産であることを示すロゴ」があることで、どの程度買いたくなりますか。
回答:アラスカ産シーフードの特徴を知ったうえで、パッケージに「アラスカ産であることを示すロゴ」があることで77.3%が、非常に買いたい、またはやや買いたいと答えた。
Q6:「水産物」や「水産物が原料の加工商品」を購入する際、商品そのものの価値(鮮度、価格、味など)以外に、どのようなアプローチがあれば購入意欲が高まりますか。当てはまるものをお答えください。
回答:問いに対して「生産者の情報」や「キャンペーン」があると74.6%の人が非常に買いたくなる、またはやや買いたくなると答えた。次いで、「漁業や加工方法の透明性」が73.5%、「現地や漁が分かる写真」「試食」が71.5%、「レシピ提案」が70.2%となった。
Q7:あなたは普段、食事からタンパク質を摂取することをどの程度意識していますか。
回答:食事からタンパク質を摂取することを74.3%の人が、非常に意識している、またはやや意識していると答えた。
Q8:あなたは、タンパク質を摂取する際、どちらをより選びたいと思いますか。
回答:「天然」由来のタンパク質を積極的に選びたい、またはどちらかといえば選びたいと全体の88.7%が回答した。
ASMIコメント 天然由来を選択の数字に驚き
ASMIジャパンの家形晶子トレード・レプレゼンタティブは、
Q8の回答に対し、「88・7%は驚異的。養殖シーフードが全盛の今だからこそ、『天然シーフード』がもつ爆発的な価値をどのように役立てていくべきか、改めて戦略を考えていきたい」とコメントしている。
Q1の回答に対し、「全体の25%強が『環境に配慮していて素晴らしい』という回答もだが、22%強が『次世代にも魚を残せる取り組み』という天然の水産資源の持続可能性の本質を理解しているということに驚いた。否定的な業界の声を聞くこともあるが、そうではないということを自信をもって訴えていく必要があると感じる結果となった」と話している。
Q6の回答については、「消費者は価格重視といわれているが、決してそれだけということではなく、生産者についてのストーリーを伝えることが効果的であることが分かり、心強く思った。アラスカの一人ひとりの漁業者も生産者だが、アラスカ自体が天然でサステイナブルな水産物の生産者。今後もアラスカシーフードがもつストーリーを消費者に向け自信をもって発信し続けていきたい。また『キャンペーン』が購買の選択を後押しすることも明らかになった。今後もアラスカシーフードを販売してくださっている小売の皆さまとのサポート体制を強化し、消費者の興味を引くキャンペーンなどの機会を増やしていきたい」と話している。
「米国では『クリーンイーティング』という考えが広まり、食の選択に意識の高い消費者層においては根付きつつある。単なる低カロリーダイエットではなく、『人工的な食品を避け、できるだけ自然に近い本物の食品(ホールフード)を食べることで、心も体も健康的になろう』という食生活のこと。『クリーンイーティング』という言葉はまだ日本では聞かないが、この考え方は数年のうちに日本における食生活や栄養摂取に対する考え方に影響を与えるとみている。日本の食生活においても『できる限り自然なものをシンプルな調理方法でバランスよく、ありがたくいただく』ことの大切さは、普遍的な価値をもっている。こうした考え方に共鳴してくださる層に今後もアラスカ産シーフードの活用を呼び掛けていきたい」としている。