北海道の秋サケ漁は、終盤も回復する場面がみられないまま11万トンに届かず、大方終漁した。道ぎょれんの集計によると、全道の最終漁獲量は10万6505トンにとどまり、12万トンを超えた昨年の最終実績に照[....]
米国アラスカのサケ・マス漁は、主要漁場が大方終了し、目下サウスイースタン(SE)のマスや後採りのチャムなどが少量加算されるにとどまっているが、冷凍卵やイクラの生産に関わりが深いマスとチャムも最終段階[....]
冷凍マグロの主力である大バチ(メバチ40キロ上)は、東京・築地市場の7月上場量が2万7427本と、前年同月比3・3%減だった。不漁による在庫薄で、相場は強含み傾向が続いている。 数量は、西経・太平[....]
ブリストル湾のベニザケ来遊は結局、来遊ピークが例年より数日から1週間早まって、しかも盛漁期のヤマが低く、後続群もなく終盤を迎えた。完全に肩すかしを食わされた格好で、この週末から週明けにかけての情勢確[....]
ブリストル湾のベニザケ来遊が順調だ。現地6月26日の漁獲は再び100万尾を超え、累計では早くも600万尾台に乗せた。例年より早いまとまりで、まるで不漁予想を覆しそうな展開だ。 地区別には、ブ湾東側[....]
昨年、過去最高の輸入量を記録したアルゼンチン産アカエビ。今年は試験操業の延長で、そのまま北部チュブット州に続き南部サンタクルス州でも操業しているが、水揚量は少なく、2年続いた「豊漁安値」とは違った展[....]
長江河口域産の天然シラスウナギ価格が高騰している。来るはずの漁期は天候の関係などでまだ来ていないが、漁民一人が12時間でシラスウナギ10尾程度を獲れれば幸運だといえる。今年1?2月の低気温・降雪が一[....]
全国の秋サケ漁は、年明け本州で微増分が加算されるのみにとどまり、不漁のまま終了した。各道県別の集計を水産総合研究センターがまとめた全国の水揚げは3971万尾、重量換算12万1316トンで確定し、尾数[....]
「イクラ」の語源はもともとロシア語の魚の卵に由来するというのは有名な話だが、秋サケの来遊に確たる期待がもてなくなって、国内の加工業者にとって本場ロシアの原卵は、なくてはならない存在になっている。ただ[....]
ソニー損害保険(株)(東京・大田区、坪田博行社長)は16日、2021年ごろから始まった「値上げラッシュ」について、総務省統計局が公表する消費者物価指数の分析結果を発表した。それによると20年を基準に[....]
北海道機船連によると、韓国でスルメイカの不漁を受け、減船事業に参加する沖合イカ釣り漁業者が増えている。韓国北東部の江原特別自治道では、年明け以降、管内の沖合イカ釣り船60隻の3割に相当する18隻が減[....]
国民の生活・安全を支えるプロフェッショナルを表彰する「2023年度人事院総裁賞」の授与式が26日に都内で開かれ、水産庁漁業調査船・開洋丸乗組員一同に賞状が授与された。不漁が続くサンマ資源の産卵場特定[....]
水産研究・教育機構の取りまとめによると、全国の秋サケ漁獲量は1月末時点で、前年同月と比較して31・0%少ない5万8544トンにとどまった。12月末からの加算は青森・岩手県の17トンのみ。同調査は2月[....]
旬のホタルイカは、まとまった入荷は例年より1週間ほど遅れたものの、2月から潤沢に上場されている。2月の主力産地は兵庫の底びきで、昨年の不漁から回復し、例年並みの水揚げがある。卸担当者によると、相場は[....]
年明けから新漁が始まったアルゼンチン(AR)マツイカの買い付けは、北米やアジアの外国勢が先行している。国産スルメイカの不漁が続く中、日本でも「スルメイカ系」原料として需要があるが、争奪戦は熾(し)烈[....]
米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)によると、コディアック地区2024年漁期のサケ・マス漁獲は、ベニは好調を維持し、不漁年のマスは低調と予想している。[....]
用宗漁港は静岡県屈指のシラス水揚げ港で、全国に知られている。だが近年は、黒潮大蛇行などの影響で不漁が続く。「漁師として40年間働き続ける」という目標の達成には、単一魚種への依存でなく、さまざまな水産[....]
米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)は19日、セントラル地区プリンスウィリアム湾(PWS)およびカッパーリバー(CR)における今夏のサケ・マス漁獲見通しを発表した。アラスカの新漁入りを告げるCRのベ[....]
漁業者の相互扶助の理念に基づき、自然災害や不漁、魚価安などによる損失を補填し、中小漁業者の再生産と漁業経営のセーフティーネットとして大きな役割を果たしているのが「ぎょさい」(漁業災害補償制度)だ。[....]
東日本大震災から13度目の新年を迎えた宮城県の沿岸都市。節目の10年を過ぎたあたりから復興の2文字を見聞きする機会はめっきり減ったが、それは決して描いた理想像が体現されたからではない。長きに及んだ新[....]
水産業界は依然として厳しい環境下にあるが、そうした中で水産業界は水産ニッポンの復活を目指し、改正された水産基本計画に基づき水産業の成長産業化を目指して懸命にがんばっている。青森県でも、主力魚種の不漁[....]
水産庁の森健長官(写真)は5日、同庁内で年頭会見を開き、「2024年は漁業・水産業にとってさまざまなチャレンジの年になる」と強調。そのうえで、海洋環境変化に伴う不漁、資源回復、多核種除去設備等処理水[....]
竹田英則・全海水会長/新体制での取り組み 新拠点東京で事業も効率化 八木田和浩・全さんま組合長/NPFC合意で5年ぶり漁獲増 長期不漁時の手厚い補償を 山本浩二・持続的養鰻機構会長/流適法対応や各国協[....]
宮城・石巻市の石巻魚市場(株)(佐々木茂樹社長)で26日、ご当地ブランド「金華さば」のシーズン到来が宣言された。前浜で秋冬に獲れる良型のマサバを指し、主力漁業種のまき網でまとまると出されるが、不漁の[....]
銚子漁港で24日、まき網漁業によるサバが約750トン水揚げされた。20日に今漁期で初めて日産2000トン超の漁獲があり勢いづいたかにみえたが、依然として北部太平洋漁場の魚影は薄く、漁獲物も200グラ[....]
マサバの主力産地である千葉・銚子の記録的な不漁により、豊洲市場の取扱数量は1~6月、過去20年で最も少ない入荷となった。その中でも奮闘したゴマサバは、九州を中心に[....]
マアジは旬を挟む上半期、本来主体となる長崎、佐賀、鳥取など西日本の水揚げが低調だったことから、豊洲市場の入荷も減少。水揚げの減少により産地の冷凍・加工相場が高騰したことから、取引価格も堅調に推移した[....]
茨城県が取り組む県内初の養殖マサバが、15日に初出荷されることが決まった。連携協定を結ぶ横浜冷凍(株)などと約1年かけて育て、350~500グラムの出荷サイズに成長。刺身で食べられることを売りに県内[....]
岩手県の秋サケ漁は、依然として前年に届かない記録的な不漁が継続し、魚価の高騰が目立っている。 「岩手県の秋サケ漁獲情報」本紙参照[....]
自民党のさけ・ます増殖推進議員連盟(会長・鈴木俊一衆院議員)の総会が29日、衆院議員会館で開かれ、来遊・水揚げの減少に加え、種卵の圧倒的な不足など、平成以降最も深刻な状況となっているサケ・マス増殖事[....]