2026年4月1日(水)

<魚屋新時代>ヤマトサカナ野田店・前編 オールインワンで楽しむ

2024年9月30日

品田さん
品田さん
 外食や卸売、小売など多様な事業を展開するヤマトサカナ(株)(千葉・鴨川市、清水一成社長)の新業態「ヤマトサカナ野田店」が8月8日、千葉・野田市にグランドオープンした。鮮魚売場と食堂が、ほぼ同スペースで融合されている。同社の新たな挑戦について、品田守道店長に聞いた。

店舗のコンセプト

「小売」と「外食」二刀流の新業態

 魚食文化の衰退につながる「魚離れ」を食い止め、さらには反転させようと、魚食普及の最前線である鮮魚小売の現場は日々、あらがい続けている。その激戦地にあえて身を投じた、将来の魚食を担うことを期待された〝新時代〟の魚屋を追った。

 千葉・南房総エリアの漁港から直接仕入れ、さらに全国各地に張りめぐらせたネットワークも活用して、鮮魚・活魚を販売しているヤマトサカナ。卸売に加え小売、回転寿司や居酒屋といった外食など、多様な事業を営んでいる。鮮魚店では持ち帰り寿司も販売しているが、本格的な魚屋(小売)と食堂(外食)の組み合わせは初めてだ。

店頭幕は「鮮魚店」と「お魚食堂」。どちらも推しの二枚看板
店頭幕は「鮮魚店」と「お魚食堂」。どちらも推しの二枚看板
 店頭幕は「南房総の漁港直送『鮮魚店』」「魚屋さんのやっている『お魚食堂』」の、まさに二枚看板。中に入ると大きな水槽があり、右が鮮魚コーナー、左が食堂になっている。品田店長によると、当初は鮮魚店に力を入れ、その傍らで焼いたり揚げたりという、簡単な調理だけをするイメージだった。しかし、見つけた物件は想定よりも広く席数が取れる。定食も充実した複合店にしようと、メニュー開発を急いだ。

他店にない強みは?

魚おいしかった ここで買えます

食べた帰りに買い物をする。魚を見て湧いた食欲のまま食堂にも行ける
食べた帰りに買い物をする。魚を見て湧いた食欲のまま食堂にも行ける
 鮮魚コーナーで「飲食OK」と札のあるものは、店内で食べられる。あるいは食堂を利用して、その帰りに同じ魚を買って帰ることもできる。実際にイケスの魚や貝を見て「うまそう」と思い、調理を依頼し食堂のメニューに追加する人もあり、「おいしい焼き魚だった」「ここで売っているんですよ」という会話も頻繁に行われている。

 見て、食べて、買い物ができる。1回の来店でも2つのコーナーを行き来する動線があることにより、魚介類との接点をより多くつくれる、オールインワンの業態を確立した。

 鮮魚は丸魚、切身、刺身と多様だ。無料で三枚おろしや開きのサービスにも対応している。大きな丸魚は、半身での販売にも応じるという。「厚切り」「デカ」のPOP通り、塩干類も食べ応えがある。グループのルートで吟味したうえで提供しているが、店長会議で食べ比べもして流通や価格と相談しながら産地を開拓、よりよいものを共有している。

見どころプラスワン

 回転寿司や持ち帰り寿司も手掛けるグループだけに、食堂のマグロも充実、天然物を仕入れている。ミナミマグロがメインで、「特上まぐろ三色丼」は大トロ、中トロ、赤身が乗る。分厚い切身を3種類食べ比べられる「ミックス焼き魚定食」も人気メニューだ。

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