2026年6月11日(木)

サバクライシス

 日本人が昔から親しんできた青魚のサバ類のマーケットが今、大きく揺らいでいる。引き金を引いたのは、日本で確固たる地位を築いたノルウェーサバの大幅な減枠だ。タイセイヨウサバの総漁獲可能量(TAC)は2021年から減少基調で推移してきたが、25年漁期には前年比で2割減と一気に落ち込み、昨秋には26年漁期も25年よりもさらに半減することが決まった。これを受け、もともと最高値にあった原料相場はおよそ2倍まで高騰。最大の買い付け先の日本市場でも価格転嫁が始まり、消費者を驚かせている。すでに一部小売では販売数量の減少が報告されているほか、売場縮小を進める動きもあり、日本のサバ食文化が危機にひんしている。国内物の漁獲も低調で穴埋めが期待できない中、業界はどう生き残ればよいのか。業界の最前線に迫った。(サバ取材班)

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