全国でサーモン養殖に取り組む動きが広がる中、新興勢力の岩手県がじわりと存在感を高めている。シーズン最終盤に行った本紙調査によると、先週15日現在の累計出荷量は830トン。今月末の終了時には前年比2・[....]
ロシア極東のサケ・マス漁は、当初の不安をよそに例年通り順調な水揚げを伝えており、7月10日現在の漁獲量は全体で3万4000トンに達している。前半主力のカムチャツカ方面のベニザケが好転し、不漁年のマス[....]
記録的な不漁となった稚魚(モジャコ)の影響を受けて、養殖ブリの価格が高騰している。夏場は出荷業者が限られるため例年相場が上がるが、東京・豊洲市場の卸価格でキロ1500円目前にまで上昇しており、「30[....]
原材料事情は漁獲量の減少や小型化により、苦境に立たされている。国内は歴史的な不漁が続くサンマを筆頭に、主要な原料であるサバやイワシなどが不調で全般的に魚価高傾向。海外原料においても円安や輸送コスト高[....]
北海道さけ・ます増殖事業協会(亀田元教会長)は5月30、31日の両日、2023年度国費予算に向けて、自民党さけ・ます増殖議連と道選出国会議員に対し、秋サケの6年連続の不漁で非常に厳しい事業運営を強い[....]
海水温が低いなどの影響でクロマグロの不漁が続いていた佐渡島で、5月30日に今シーズン初めてとなる、まとまった量が水揚げされ、漁業関係者の活気と熱気に包まれた。 漁は例年、一本釣りを行う個人漁師など[....]
海上保安庁と気象庁は25日、黒潮大蛇行の継続期間が今年4月で4年9か月になり、確かな記録が残る1965年以降で最長になったと発表した。この間に、黒潮の流路や水温の変化が原因だと示唆される漁業影響の報[....]
国が掲げる輸出戦略における重点品目として指定されている養殖ブリの稚魚(モジャコ)漁が、今期は平年並みに戻った。昨期は歴史的な不漁で、成魚(養殖ブリ)の相場は今期も高騰が続いている。各県で今期は解禁日[....]
北海道大学水産科学研究院と北海道漁連はこのほど、北海道水産業が抱える課題解決に向けて?水産科学技術の発展?水産資源の活用?地域・産業振興?教育人材育成―などに関する分野で連携協力する協定を締結した。1[....]
全国的に極度の不漁が続く中、3年ぶりの漁獲復活で注目を集めた宮城県沿岸のコウナゴ漁が今週末の操業期限を待たずに打ち切りとなった。序盤にまとまる兆しをみせたが、長くは続かず尻すぼみに。累計35トンに達[....]
気候変動は各方面で深刻な影響を及ぼすようになり、水産業界でもさまざまな魚種で不漁が報告されるなど、多大な被害を受けるようになりました。地球温暖化については、その進行を疑う方はもういないでしょう。国連[....]
岩手県と宮城県の沿岸で行われる春の風物詩「三陸イサダ(オキアミ)漁」が終わった。後半に失速したものの、記録的な不漁に見舞われた昨年から大きく挽回。総漁獲量を2・4倍の1万831トンに伸ばし、1万トン[....]
米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)は20日、5月からスタートする新物のサケ・マス漁獲予想を全体で1億6055万尾と予想し、発表した。マスの不漁年で前年実績を下回るものの、ブリストル湾のベニは空前の[....]
東日本大震災から11年を迎えたことに伴い達増拓也岩手県知事は16日、都内で開かれた日本記者クラブ主催の会見に臨んだ。主要魚種の不漁対策の一環で、ウニの二期作や岩手生まれのアサリ養殖といった「新たな漁[....]
JF全漁連は8日、国内のイカ類の需給動向(イカ需給表)を発表した。国産スルメイカの不漁が響き、総供給量は前年比5%減の17万9180トンと前年に続き統計のある1984年以降の最低を記録。価格高の影響[....]
第7回養殖業成長産業化推進協議会が7日、オンライン形式で開かれ、ホタテ、ブリ、マダイの行動計画案が示された。昨シーズンのモジャコ(稚魚)漁が歴史的な不漁に陥ったことなどを受けて開かれた人工種苗増産の[....]
三陸沿岸のイサダ(オキアミ)漁が順調な滑り出しをみせている。岩手県は先月21日、宮城県は今月1日に解禁されたばかりだが、どちらも「群れが濃く、出漁すれば相当量獲れる」状況で、主要港・女川にも3日までに[....]
モジャコ(ブリ稚魚)漁が鹿児島県や宮崎県、長崎県などで、昨年よりも1か月近く早い3月1日から解禁する見通しだ。昨年は最も早い解禁となった高知県が3月23日から出漁したが、漁期が始まった時にはすでにモ[....]
岩手県の秋サケ漁は、すでに年内で大勢を決して記録的な不漁が確定しているが、年明け1月中旬10日間の沿岸漁獲量もわずか1354尾、重量換算5・6トンにとどまり、前年同期の半分以下となった。 「岩手県の[....]
全国12月末の秋サケ漁獲量は、北海道で微増となった分を本州の極端な不漁が打ち消し、生産額以外ほぼ前年並みとなった。年間およそ1700万尾、重量換算5万トン台の不漁が、これで3年連続となった。[....]
漁業者の相互扶助の理念に基づき、自然災害や不漁による損失を補填し、漁業経営のセーフティーネットとして大きな役割を果たしているのが「ぎょさい」(漁業災害補償制度)だ。[....]
大日本水産会の白須敏朗会長は5日、年頭会見を開き、新型コロナウイルスや不漁問題などの課題がある中、経営支援、消費拡大、輸出振興、魚食普及などに取り組んでいく姿勢を改めて明らかにした。[....]
JF全漁連の岸宏会長は5日、東京・港区の赤坂インターシティAIRで年頭会見を行い「主要魚種の不漁などに加え、新型コロナウイルス禍で大変厳しい環境にあるが、これまでも幾多の困難に対し先人たちの努力で乗[....]
改正漁業法が施行されてから1年余りが経過し、2022年からは新たな水産基本計画と漁港漁場整備長期計画もスタートする。新型コロナウイルス禍に海洋環境変化が背景とみられる主要魚種の不漁も加わり、生産から[....]
全世界のあらゆる海に分布するイカだが、日本人と特に関係が深いスルメイカは不漁により供給が不足し、消費が減少している。ただ、イカとの距離が生じてしまえば、再び資源が回復した時に恩恵を享受しきれない恐れ[....]
全世界のあらゆる海に分布するイカだが、日本人と特に関係が深いスルメイカは不漁により供給が不足し、消費が減少している。ただ、イカとの距離が生じてしまえば、再び資源が回復した時に恩恵を享受しきれない恐れ[....]
三陸では岩手県に続いて水揚量が多い宮城県の秋サケ漁だが、岩手と同様に今年は極端な不漁に陥っており、12月上旬までの累計漁獲量はわずか2万6623尾、重量換算で77・5トンにとどまっている。 「宮城県[....]
1万トン以上の輸入が予想されている冷凍サケ・マス卵の10月輸入は米国とロシアを合わせて4160トンとまとまり、5月以降の新物シーズンで7475トンとなった。 マス不漁年の前年同期(約4500トン)[....]
既報の通り、本州の秋サケ漁は近年異例の大不漁が続いているが、例年だと三陸沿岸で最も漁獲量がまとまるはずの岩手県では、水揚げらしい水揚げがないまますでに盛漁期を過ぎた。過去10年間の水揚げ推移をみると[....]
岩手県の秋サケ漁は12月上旬になっても回復せず、上旬10日間の沿岸漁獲量はわずか8130尾、重量換算24トンにとどまった。前年同期の91・5%減と1割にも満たず、この結果、同日までの累計漁獲量は17[....]