2022年5月20日
北海道大学水産科学研究院と北海道漁連はこのほど、北海道水産業が抱える課題解決に向けて?水産科学技術の発展?水産資源の活用?地域・産業振興?教育人材育成―などに関する分野で連携協力する協定を締結した。16日、函館市内の北大函館キャンパスで協定締結式が行われ、北大水産科学研究院の都木(たかぎ)靖彰研究院長と道漁連の安田昌樹専務が協定書に署名した。
都木研究院長は「北海道の水産業はサケやイカの不漁、赤潮の発生など危機的な状況にある。漁業だけでなく、加工や販売、観光業など、他産業への広がりという意味でもこのままにしておけない。水産学は水産業という産業を背景に発展してきた学問。地域に還元していく責任がある」と述べ、協定締結を機に、水産業の発展のために尽力する決意を表明した。[....]