[1149]「日ロ漁業合同委員会第40回会議(日ロさけます 漁業交渉<日本水域>)」の結果について

2024年4月11日

漁獲量合計は2,050㌧に

機材供与費は下限引き下げ

 3月11~14日にウェブ会議で「日ロ漁業合同委員会第40回会議」が開催され、2024年の日本二百カイリ水域におけるわが国漁船によるロシア系サケ・マスの操業条件などについて妥結しましたのでお知らせいたします。

(※「日ロ漁業合同委員会」は、1985年に発効した「日ソ漁業協力協定」に基づいて設置されているものです。)

 この会議では毎年、日本二百カイリ水域におけるわが国漁船によるロシア系サケ・マスの漁獲量などの操業条件などについて協議しています。今回の会議には日本側からは坂水産庁増殖推進部長ほか、外務省、水産庁、北海道庁および関係する漁業団体の関係者、ロシア側からはヤコヴレフ連邦漁業庁副長官ほか、外務省、連邦漁業庁などの関係者が出席しました。

 今回の会議では、2024年の日本二百カイリ水域におけるわが国漁船によるロシア系サケ・マスの操業条件などについて協議が行われました。

 協議の結果、以下の内容で妥結しました。

 (1)漁獲量(前年同)

 ・カラフトマス、ベニザケ、ギンザケ、マスノスケ計1,550トン(ベニザケ、ギンザケ、マスノスケについては、3種合わせて一隻当たり1トン以内とする。)

 ・シロザケ500トン

 ・合計2,050トン

 (2)機材供与

 1.8億~3億13万円の範囲で漁獲実績に応じて決定することで一致。(前年は2億~3億13万円の範囲で漁獲実績に応じて決定。前年の実際の支払額は2億円。本年は下限額を前年より2,000万円引き下げ)

 (3)その他

 24年の漁業分野における科学技術協力計画の採択などを行いました。

 (水産庁国際課)