2024年3月18日
24年も現在のTACを維持
メロ261㌧、マルズワイ362㌧
2023年11月27~30日に、オンラインにおいて「南東大西洋漁業機関(SEAFO)第20回年次会合」が開催され、メロおよびマルズワイガニの資源管理措置などについて議論が行われました。南東大西洋漁業機関(SEAFO)は、南東大西洋における漁業資源の保存管理を目的とする地域漁業管理機関です。
毎年開催される年次会合において、総漁獲可能量などの資源管理措置が議論されています。この条約水域において、わが国は、底はえ縄漁船1隻がメロを、かにカゴ漁船1隻がオオエンコウガニ(マルズワイガニ)を対象として操業しています。
今回の会合には、日本、アンゴラ、欧州連合(EU)、韓国、ナミビア、南アフリカ共和国がメンバーとして参加しました。わが国からは、野村一郎農林水産省顧問(委員会議長)ほか、水産庁、国立研究開発法人水産研究・教育機構及び関係業界関係者が出席しました。
主な会合の結果は以下のとおりです。
(1)メロおよびオオエンコウガニなどの資源管理
本年の科学委員会において、見直すべき根拠などが確認されない限り、現在の総漁獲可能量(TAC)を24年まで維持するとした昨年の合意に基づき、現在のTAC(22~23年)について、24年まで維持することが確認されました。
日本船が漁獲するメロおよびオオエンコウガニのTACは以下のとおりです。
(a)メロの総漁獲可能量:261トン
(b)オオエンコウガニの総漁獲可能量:362トン
(2)次回年次会合
次回年次会合は24年11月にスワコプムンド(ナミビア)で開催予定です。
(水産庁国際課)