[1128]南東大西洋漁業機関(SEAFO)

2023年3月20日

第19回年次会合の結果について

資源管理措置は原則維持

メロTACは261㌧

 昨年11月30日から12月1日まで、ナミビアにおいて、「南東大西洋漁業機関(SEAFO)第19回年次会合」が開催され、メロおよびマルズワイガニの資源管理措置などについて議論が行われました。

 SEAFOは、南東大西洋における漁業資源の保存管理を目的とする地域漁業管理機関です。毎年開催される年次会合において、総漁獲可能量などの資源管理措置が議論されています。この条約水域において、我が国底はえ縄漁船1隻がメロを、かにかご漁船1隻がマルズワイガニを対象として操業しています。

 会合には、日本、欧州連合(EU)、韓国、ナミビア、南アフリカ共和国がメンバーとして参加しました(アンゴラは欠席)。我が国からは、野村一郎農林水産省顧問(我が国代表)ほか、水産庁、国立研究開発法人水産研究・教育機構および関係業界の関係者が出席しました。主な会合結果は以下のとおりです。

(1)メロおよびマルズワイガニなどの資源管理

 一昨年開催された第18回年次会合において合意された現在の総漁獲可能量(TAC)(令和4〈2022〉年から令和5〈23〉年まで)について、令和6(24)年まで原則維持することが確認されました。

 日本船が漁獲するメロおよびマルズワイガニのTACは以下のとおりです。

(a)メロの総漁獲可能量:261トン

(b)マルズワイガニの総漁獲可能量:362トン

(2)次回年次会合

 次回年次会合は令和5(23)年11月にオンライン会議形式で開催予定です。

水産庁国際課