2019年3月12日
今回は平成30年11月26日から30日まで、ナミビアのスワコプムンドにおいて開催された南東大西洋漁業機関(SEAFO)第15回年次会合の結果についてお知らせします。
南東大西洋漁業機関(SEAFO)は、南東大西洋における漁業資源の保存管理を目的とする地域漁業管理機関です。現在、我が国を含む6カ国とEUが加盟しています。我が国の漁船は、条約水域において、メロおよびマルズワイガニを目的とした漁業を行っており、本年は、底はえ縄漁船1隻が操業しています。
今回の会合には、日本、ナミビア、ノルウェー、アンゴラ、南アフリカ共和国およびEUの参加があり(加盟国である韓国は欠席)、我が国からは、飯野健郎農林水産省顧問のほか水産庁、外務省、国立研究開発法人水産研究・教育機構国際水産資源研究所および関連漁業団体の関係者が出席しました。
今回の会議では、条約水域における資源管理措置等について議論が行われました。条約水域で操業する我が国漁船の関係では、メロの資源管理措置については、平成31年(2019年)の総漁獲可能量(TAC)は275〓(前年266〓)とすることが合意され、マルズワイガニの資源管理措置では、平成31年(2019年)のTACは371〓(前年380〓)とすることが合意されました。
次回年次会合は、2019年11月に開催される予定です。(開催地未定)
(水産庁国際課)