[1142]北西大西洋漁業機関(NAFO)

2024年2月14日

第45回年次会合の結果について

日本の漁獲割り当ては昨年同量に

カラスガレイ、アカウオとも

 今回は昨年9月18~22日に、スペインのビーゴにおいて開催された北西大西洋漁業機関(NAFO)第45回年次会合の結果についてお知らせします。北西大西洋漁業機関(NAFO)は、北西大西洋海域における漁業資源の長期的な保存および持続可能な利用の確保を目的として1979年に発効した地域漁業管理機関で、わが国は80年から加盟しています。

 会議では、主にカラスガレイやアカウオなどの底魚資源の保存管理措置などについて議論しています。この会合には、わが国をはじめ、欧州連合(EU)、カナダ、米国、ロシア、ノルウェー、デンマーク(フェロー諸島およびグリーンランド)、キューバ、フランス(サンピエール・ミケロン島)、英国、アイスランド、韓国およびウクライナの13か国・地域が出席しました。

 わが国からは、野村農林水産省顧問のほか、水産庁、国立研究開発法人水産研究・教育機構および業界から関係者が出席しました。

 今年の年次会合の主な結果は以下の通りです。

 1.令和6年(2024年)のカラスガレイおよびアカウオの資源管理措置

 カラスガレイのわが国の漁獲割当は1151トン(令和5年〈2023年〉と同量)、アカウオは、550トン(令和5年〈2023年〉と同量)となりました。

 2.3M海区のエビ資源に関する割当基準

 昨年から議論され、今年度は割当基準を操業可能日数から総漁獲可能量を各国に配分する数量管理への移行を目指しましたが、継続議論となりました。

 3.次回年次会合

 令和6年(2024年)9月にカナダで開催される予定です。

 (水産庁国際課)