2022年6月3日
全国最大の筋子消費地・仙台市場に2日、北米産の新物ベニ子90キロが初入荷した。上場量は現地の生産(ベニザケ漁獲)低調が響いて昨年(120キロ)の7割強に。価格は「世界的なインフレ傾向の中ではやむなし」として昨年同様の記録的高値に設定された。それでも売場には「新物を心待ちにしていた」という買参人が多数集まり、特有の熱気に包まれた。
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入荷したのは先月16日に解禁された米国アラスカ州のカッパーリバー(CR)で生産、空輸で持ち込まれたチルド物。メーカーはOBIシーフーズ(80キロ)と東邦物産(株)(10キロ)で、全量を仙都魚類(株)が相対販売した。[....]