魚介類輸入 4か月ぶり数量増

2021年8月19日

 財務省が18日に発表した7月の貿易速報によると、魚介類の輸入(非食用水産物を除く)は数量が4か月ぶりにプラスに転じた。ただ、輸入水準は低調で、逆に増加が続いている輸入金額については、増加率が一層顕著になった。調達コストの上昇が進んでいるとみられる。

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 7月の輸入実績は15万785トン、1226億3200万円で、前年の同じ月と比較して数量が2・1%増え、金額は14・1%増加した。数量のプラスは3月以来で4か月ぶり。金額の増加は2月から6か月続いているが、2ケタの増加率は今年初で、数量の伸びに対して金額の増加が顕著になった。[....]