「リアル回転寿司」一層進化 くら寿司、事業戦略を発表

2024年4月30日

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プロデュースした佐藤氏㊨と銀座店内にある「くら小江戸」でPRする田中副社長

 大手回転寿司チェーン「くら寿司」を展開するくら寿司(株)(本社・堺市、田中邦彦社長)は24日、都内で「事業戦略発表会」を行い、回転しない回転寿司チェーンが増えている中、同社はエンターテインメント性もある「リアル回転寿司」をさらに進化させるとしたほか、25日から6店目としてオープンしたグローバル旗艦店銀座店のメディア先行お披露目会を行った。

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 事業戦略発表会で説明した田中信副社長は「2024年10月期第1・四半期の売上高は561・1億円(前年同期比109・4%)で、2、3月もプラス成長を続けている。24年の当社コンセプトは回転寿司の新たなフェーズとして『リアル回転寿司』をさらに進化させ、リアルならではの新しい体験価値を提供していく」とした。

 また、同社で20代から60代の男女約500人に実施(インターネット調査)した回転寿司に関する調査の結果、利用したい回転寿司は20代の7割が「ベルトで寿司を流す店」を選択したことなどから、「リアルに回転する寿司への根強い需要はあると確信し、ベルトに寿司を流すことにこだわりながら、さらに進化させたい」とした。[....]