宮城・塩釜市「ひがしもの」で中学生が大漁旗デザイン 

2023年6月9日

部員たちのスケッチに助言するハタユキコさん㊧

 生マグロの一大産地として知られる宮城・塩釜市の中学生たちが地域ブランド「三陸塩竃ひがしもの」を大漁旗にデザインすることになり、魚市場中央棟会議室で3日、プロのアーティストや買受人から基礎知識を学ぶ特別授業が行われた。若者らしい柔軟な発想と鋭い感性を結集し、夏休みが終わるまでに1作品を共同制作。9月中旬に予定される「ひがしもの」の出荷解禁式でお披露目し、水揚げした近海はえ縄漁船に贈呈する。

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 日本財団が全国で展開する「海と日本プロジェクト」の一環。今回は塩釜市水産振興協議会、東北放送(株)とのコラボ企画で、デザイナーの大役は塩釜市立第二中学校の美術部員36人が担う。事務局を務める塩釜市水産振興課によると、デザインする大漁旗のサイズは縦140センチ、横210センチ。作成枚数は5枚限りだが、船主らに好評なら追加を検討する考えで「そうなるような力作が出来上がってほしい」と期待を寄せる。[....]