シンガポールで初のフグ調理実習

2023年10月26日

吉田社長(手前)が捌く様子を動画に収める参加者ら

 国際ふぐ協会(古川幸弘会長)は16、17日の両日、初となるフグの刺身、鍋、から揚げなどのフルコースが出せる調理実習をシンガポールで開催したと23日に発表した。現地の日本料理店などの飲食店から2日間で25人が参加。終了後にはサンプルの要望が寄せられるなど、取引につながっている。

 同協会はこれまでも現地での試食会などのプロモーションでフグのおいしさを周知してきたが、てっさ(フグ刺身)作りなどは技術を要することもあり「調理方法を習得してメニューに入れてもらいたい」(古川会長)との考えで実習を開催。

 シンガポール向けには筋肉部位しか輸出できなかったが、2022年9月から皮や白子などについても解禁されたこともあり、フルコースで提供できるようになった。[....]