アルゼンチン(AR)沖で外国船が行うマツイカ漁は、昨年の「大不漁」からは脱したものの、低水準の漁獲にとどまったもよう。魚価は高値につき、今後の搬入見通しは厳しい。関係者によると、今期の漁模様は走りが[....]
山形県酒田市が地域の主力漁業・中型イカ釣り船への支援事業費を全国的にも珍しいインターネットのクラウドファンディングを使って捻出している。知名度や話題性がなければ成功しにくい手法だが、「不漁に苦しむ漁[....]
生鮮スルメイカの全国的な不漁が続く中で、石川県下の沿岸で行われている初夏の風物詩のスルメイカ漁が、不漁となった過去2年を上回るペースで推移している。漁業情報サービスセンターによると、5月単月の石川・[....]
冷凍メバチの在庫薄が深刻だ。東京・築地市場では大バチ(40キロ上)の上場量が年々1?2割減少しており、相場が上昇。5月は大手荷主が土曜日の上場を見送る異例の対応を取るなどし、西経・太平洋産の平均キロ[....]
北海道の松前町・福島町スルメ加工業連絡協議会は6日、農林水産省を訪れ礒崎陽輔副大臣に、スルメイカ加工原料の安定確保に向け輸入枠の新設などを求める要望書を提出した。礒崎副大臣は「30年ぶりの大不漁で加[....]
北太平洋漁業経済学会(二平章会長)は22日、東京・中央区の豊海センタービルでサンマ業界の現状と課題をテーマにシンポジウムを開いた。流通加工業者は原料不足を背景に日本産の船凍サンマや日本産サンマのブラ[....]
大日本水産会の白須敏朗会長、長岡英典常務は、東日本大震災被災地の復興状況視察のため、4月11?13日、岩手県の宮古市、山田町、釜石市、大船渡市を訪ねた。いずれも、新市場施設が整うなどハード面の復興は[....]
沖縄県の主要水産物で漁期に入ったソデイカとモズクの水揚げが思ったほど伸びていない。ソデイカは高値圏に張り付き、キロ1200円と1000円(ツボ抜き)を超えた水準が続いている。モズクも上げ気配がみえ出[....]
マルトモは6月1日の出荷分から「業務用かつおパック」「業務用花かつお」を約10%値上げする。 主原料のカツオが国際的な漁獲規制や主要漁場の世界的な不漁の影響で高騰。国内のカツオ節原料は、タイトな需給[....]
水産研究・教育機構は4月28日、平成29年度第1回日本海スルメイカ長期漁況予報(5?7月)を発表した。来遊量は記録的な不漁だった前年並みで、近年平均を下回る。北陸を中心とする漁期の開始時期は、前年お[....]
漁業情報サービスセンター(JAFIC)は4月28日、平成29年の盛漁期を控えて、JAFIC漁業情報研究会「日本近海カツオ漁の動向をさぐる」を開いた。日本近海に北上を妨げる19度C以下の低水温域が出現[....]
農林水産省は25日、平成28年漁業・養殖業生産統計の第1報を公表した。生産量は431万2000トンで、昭和31年以降、最低だった前年をさらに8・0%、37万6000トン下回った。海面漁業、海面養殖、[....]
自民党の水産政策推進議員協議会(鈴木俊一会長)は19日、水産研究・教育機構の中田薫理事を講師に招いて「環境変動と漁業の関係?気候変動が水産に及ぼす影響」について勉強会を開き、今後の環境問題などを検討[....]
2月末の全国サケ・マス在庫は、引き続き昨年同期より2割近く少ない低水準となっている。昨年来の秋サケ不漁に伴う供給量の低下に加え、チリ産ギンザケやトラウトの輸入が依然として伸び悩んでいるため。近年では[....]
水産研究・教育機構が先週末に発表した関係各道県の秋サケ1月末漁獲量は、全国で9万3000トンと余りなった。前年同期の29%減で、主力の北海道の不漁を主な要因として、近年の最低を記録した。 「平成28[....]
北海道機船連によると、韓国でも日本同様スルメイカの漁獲量が激減し、消費地で価格が前年の2倍に急騰するなどの事態が起きている。韓国漁船の日本海でのスルメイカ漁も昨年は不漁に見舞われ、今年1月18日から[....]
28年11月末のサケ・マス類の在庫(速報値)は、冷サケ7万5513トン(前年同期比15・3%減)、冷マス1万1553トン(30・2%減)、塩サケ4021トン(12・3%減)、塩マス328トン(25・[....]
鮭卵の全国在庫は、秋サケ不漁による入庫の減少が直撃し、新物時期に移行して後、前年比ざっと7割で推移している。11月は出庫も前年を下回ったが、高値の割に荷動きが伴い、入庫の減少ほど落ち込みはみられなか[....]
▽マグロ/養殖脂物2割安=マグロは例年クリスマス以降に活発化するが、昨年は逆に荷動きが鈍化し「年末らしさが感じられなかった」(卸)。国内の天然本マグロは12月の上場量が前年同月比4割減少し、単価は4[....]
全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま)は5日、平成28年漁期のサンマ水揚げの最終集計(12月末現在)を発表した。7月のサンマ漁解禁以降の水揚数量は10万9585トン(前期比2%減)と11万トン割れ[....]
全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま)は12日、平成28年漁期のサンマ水揚げ集計(11月末現在)を発表した。水揚数量は10万8510トン(前期比3%減)と、大不漁年の前期を下回った。11月中は北海[....]
秋サケの全国的な不漁により、塩蔵の鮭卵(イクラ・筋子製品)在庫も大幅に減少している。先週末に発表された10月の「冷蔵水産流通統計」によると、10月末の鮭卵在庫は、同月としては4年ぶりの低水準となって[....]
秋サケ漁は三陸方面でも記録的な不漁に陥っているが、このほど公表された宮城県の11月末現在の漁獲量はわずか2500トン強にとどまり、やはり近年最低から脱出できなかった。[….] 「宮城県秋[....]
▽マグロ/赤身不足が深刻=主力の冷凍メバチの慢性的不漁が深刻で、赤身の国内在庫が不足している。築地市場では搬入減から相場が高騰し、10月からキロ1000円を超える高値。12月は平均価格が1100円に乗[....]
9月末のサケ・マス在庫は、秋サケの不漁や輸入物の減少で引き続き入庫が少なく、9万2335トンにとどまり、昨年同期と比較して9・6%の減少。秋サケの新漁入りで前8月末からは9・9%増えたが、前年同期の[....]
米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)によると、今夏のアラスカのサケ・マス漁は最終的に1億1000万尾にとどまり、前年の記録的な大豊漁から一転、近年で最低水準に落ち込んだ。28年ぶりの不漁とみられる。[....]
北海道が記録的不漁に陥っているのと同様、東北3県の秋サケ来遊も、今のところ昨年の半減から7割漁にとどまっている。来遊が本格化する10月下旬以降の水揚げが焦点だ。それぞれ県の集計をまとめた。[R[....]
岩手県の秋サケ漁は10月に入ってやや好転し、上旬10日間の水揚量は今年初めて昨年同期を上回った。ただし、累計ではなお昨年の半分程度で、浜値は北海道の不漁が飛び火し再び急騰している。県水産振興課による[....]
答志支所の水揚金額は年々増加してきており、一昨年度は過去最高に達した。日本全体ではピーク時から半減している中、なぜ答志の漁業は元気なのか。その要因の一つに気付かされたのは、伊勢湾内のJF鈴鹿市漁協の[....]
水産庁の冷凍水産物需給情報検討会(平成28年度第2回)のうちイカなどの動向は次の通り。 生鮮イカは利尻・礼文の周辺海域でまとまった漁獲があるが、それ以外の太平洋も日本海も不漁。6月の漁獲量はこの3[....]