2020年1月31日
昨年10月14日から17日まで、南アフリカ共和国のケープタウンにおいて、「みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)第26回年次会合」が開催されました。
今回の会合には、日本、豪州、ニュージーランド、韓国、インドネシア、南アフリカが委員会メンバーとして、EUおよび台湾が拡大委員会のメンバーとして参加しました。
主な会合結果は以下のとおりです。
(1)ミナミマグロの資源管理
(ア)ミナミマグロの資源状態に応じて総漁獲可能量案を自動的に算出するための新たなプログラムが合意されました。このプログラムは、2021年以降の総漁獲可能量案の算出に使用され、その数値を踏まえ今年の年次会合で総漁獲可能量が決定されます。
(イ)17年の第24回年次会合において、18年から20年のミナミマグロの総漁獲可能量および割当量は、下表のとおりとすることが合意されていますが、改めて20年についても同様とすることが確認されました。
2018?2020年(各年)
日本 6,165トン(※1)
豪州 6,165トン
韓国 1,240.5トン
台湾 1,240.5トン
ニュージーランド 1,088トン
インドネシア 1,002トン
南アフリカ 423トン
EU 11トン
フィリピン ―
調査漁獲枠(※2) 6トン
総漁獲可能量 1万7,647トン
※1 我が国の割当量は各年6,165トンとなるが、このうちインドネシアに各年21トン、南アフリカに各年27トンが、18年から20年の3年間限りの措置として移譲される。
※2 メンバーが実施する科学調査のための枠
(2)18年漁期における各メンバーの資源管理措置状況レビューはいずれのメンバーについても非順守は無かったことが確認されました。
(3)次回年次会合は20年10月に札幌で開催される予定です。(水産庁国際課)