チクワ・カマボコ生産、2年ぶりプラス

2021年2月17日

 食品需給研究センターが発表した2020年のチクワ・カマボコ類の生産量(推定)は、44万7797トン(前年比1・8%増)で、2年ぶりに前年を超えた。18?19年の消費ブームで顕著な伸びをみせたカニカマを含む「その他のカマボコ」はやや減少したものの、それ以外は、いずれも前年を上回った。

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 最も伸びが大きかったのは包装カマボコで、前年比5・6%増。次いでチクワ5・3%増、揚げカマボコ4・2%増、板カマボコ3・7%増、ナルト・ハンペン1・0%増の順で、おおむね好調だった。唯一、前年を下回ったのはその他カマボコの5・2%減で、年間では3?10月のマイナスが響いたが、暮れに向けて11月以後はプラスに転じた。

 全体の月別動向としては、新型コロナウイルス感染拡大の影響がまだ薄かった1月(10・8%減)と、全国の感染者数が2回目のピークを迎えた8月(0・7%減)のみマイナスに沈んだも[....]