2020年9月10日
水産庁の冷蔵水産物流通調査によると、冷凍メバチの在庫量は1月から増加を続け、最新データの6月末時点で1万3254トンに膨れ上がった。2015年以降で最も多い。例年並みの出庫量にもかかわらず、入庫量が増えたためだ。だが関係者は「一時的なもの」とみており、むしろ新型コロナウイルス感染拡大の影響で遠洋マグロはえ縄船の稼働率が下がったことから、今後のメバチの供給減を危惧している。
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1月末に8941トンだった冷バチ在庫は、半年で4313トンを積み増した。新型コロナで業務筋の流通減による在庫増も考えられたが、1?6月の出庫量は3万2231トンで、昨年同期の3万1370トンより多い。[....]