スペイン天然定置クロマグロ、近く新漁入り

2024年4月23日

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スペイン定置天然マグロの水揚げ風景(東京シーフーズ提供)

 古代ローマ時代から3000年の歴史を刻むスペイン南西部の天然クロマグロ漁が、間もなく新漁を迎える。すでに大規模定置の設置が終わり、早ければ今月下旬にも初水揚げがみられそうだ。買い付けでトップシェアを握る水産専門商社の(株)東京シーフーズ(東京・中央区、山越竜生社長)がこの定置に携わって40年近く。大西洋産の希少な天然クロマグロをもっと日本の消費者に知ってもらおうと、交流サイト(SNS)などを駆使して今後、積極的に情報発信していく方針だ。

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 同社マグログループの杉浦毅部長によると、大掛かりな定置で捕獲するスペイン産天然クロマグロは、何よりも「天然特有の風味と色見のよさが抜群」といい、日本国内では寿司店を中心とした業務向けはもちろん、一部の食品スーパーにも根強く支持されているという。[....]