ATO大阪・ブランバーグ所長インタビュー「サスティナブルな米国食材を」

2022年9月2日

インタビューに答えるブランバーグ所長

 2019年以来、3年ぶりにジャパン・インターナショナル・シーフードショーに出展した在大阪・神戸米国総領事館米国農産物貿易事務所(ATO)大阪。アラスカシーフードマーケティング協会(ASMI)など、日本に事務所がある3つの組織との共同出展により、全米の水産品をアピールすることになったATO大阪のアレックス・ブランバーグ所長に、今回の出展の意図や今後の活動などについて聞いた。(浮須)

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 ??今回、出展を決めた理由は何ですか。

 ブランバーグ所長 19年以降、新型コロナウイルス禍となってしまい出展を取りやめていた。まだ収束していないが、日本がこれから回復していく過程で新しい食材などを探していると思い、このタイミングで出展を決めた。

 本来なら米国から水産物のサプライヤーを呼んで、直接日本のバイヤーの方たちと話をするのがベストだが、日本への入国がまだ容易ではないため、今回はASMIや米国西部農業貿易振興会(WUSATA)、米国中西部・北東部食品輸出協会(FOOD EXPORT)といった日本に事務所がある組織と共同出展することにした。ただこの3つの組織は米国のほぼ全エリアを網羅することにもなるので、一緒に出展できた意味は大きいと思う。[....]