薬剤耐性などを議論、G7首席獣医官フォーラム 

2023年10月2日

ランチには「ホタテの手毬寿司」など日本産水産物を材料にした食べやすいメニューが用意された

 第5回主要7か国(G7)CVO(首席獣医官)フォーラムが東京・千代田区のイイノホールでこのほど開かれ、G7の首席獣医官のほか、国連食糧農業機関(FAO)、国連獣疫事務局(WOAH=OIE)の代表者ら関係者60人が出席した。アフリカ豚熱や鳥インフルエンザなどの畜産物の疾病と、薬剤耐性(AMR)が主な議題。議長国である日本から初めて水産物として、ブリのワクチン活用の取り組み状況などを発表した。

       ◇       ◇       ◇

 議長サマリーの中でAMRについては、抗菌剤の使用を低減し疾病予防のための重要性を再認識し、ワクチン開発および高品質な承認ワクチンの安定供給支援への尽力や、抗菌剤の責任ある慎重使用への理解を進めていくことなどが盛り込まれた。[....]