FAO、「持続的BXで生産拡大」を強調

2022年7月1日

オンラインで会見を配信するバランジ部長(ウェブ画面を撮影)

 ポルトガルのリスボンで開かれている「国連海洋会議2022」で、国連食糧農業機関(FAO)は6月29日、2022年版「世界の漁業・養殖業の現状(SOFIA)」を公表した。オンラインで会見したFAOのマヌエル・バランジ漁業・養殖部長は、20年の世界の水産物生産量が2億1400万トンになったことを報告したうえで、今後について、環境を破壊しない持続可能な漁業養殖生産を増やし、効果的な漁業管理や食品ロスの削減で持続的な水産業へ変革する「ブルー・トランスフォーメーション(BX=海の構造改革)」実現の必要性を強調[....]