サンマ大型船初水揚げ

2022年8月29日

 【根室】サンマ棒受網の大型船(100トン以上)の初水揚げが26日、根室・花咲市場で行われた。数量は昨年の初水揚げを3割下回ったが、魚体の小ささから価格は高値が半値以下となるなど伸び悩んだ。

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 20日に出漁した8隻が帰港、約60トンを水揚げした。魚体は80グラム前後と小ぶりで、価格は税込みキロ400?281円だった。昨年の大型船の初水揚げは8月27日で、バラ、発泡箱合わせ7隻分約90トン(100トン未満船1隻分含む)が水揚げされ、魚体は100?120グラム主体。バラの価格は918?108円だった。

 これと比較すると今期は数量は3割下回ったものの、価格はバラの高値で56%安と、魚体の小ささが響き伸び悩んだ。加工業者は「魚体が細く、この価格でも高い」と話している。[....]