ニタリ生肉、仙台市場に入荷

2021年9月29日

セリで高値が連発のニタリ生肉

 商業捕鯨で限定生産されたニタリクジラの生肉が28日早朝、仙台市場に入荷した。捕鯨大手の共同船舶?(所英樹社長)が需要喚起のために鯨種、上場地域を絞って実施する特別な取り組みで通算3度目。買参人が「期待以上」とうなずく品質の高さと希少性が相まって、セリではどよめき、歓声が沸き起こる高値が連発。まれにみるご祝儀相場で生産者の努力と熱意に応えた。

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上場品は赤肉800キロと尾肉240キロ。どれも共同船舶が所有する大型捕鯨母船・日新丸の生産品で、仙台水産と仙都魚類が半分ずつセリ売りした。卸担当者は身質を「鮮度抜群。色目も脂乗りも申し分ない」と高く評価した。[....]