新捕鯨母船・関鯨丸 見学、披露会を開催 

2024年4月5日

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解体場所を見学する関係者(奥)。右端は所社長

 母船式捕鯨の共同船舶(株)(所英樹社長)は3日、山口・下関市内で建造を進めていた新捕鯨母船・関鯨丸(9299トン)の見学会と披露会を行った。国会議員や自治体代表、業界関係者ら出席者は、最新鋭機能を搭載した船内を見学したあと、会場を移し披露会に臨んだ。

 電気推進システム搭載、最大70トンの揚鯨設備、冷凍コンテナによる保管、乗員個室、ドローンデッキなどを確認。同社と新船へ改めて大きな期待を寄せた。

 披露会で所社長は「この船を使い沖合母船式捕鯨を続ける。少なくとも30年は鯨肉供給可能なすべを獲得した。この船ができなければ、沖合母船式捕鯨は幕を閉じるところだった。減価償却の負担を乗り越えるため、皆さんには鯨肉を食べ、クジラの街・下関から全国へパワーを届けてもらいたい」と述べた。[....]