<19年3月期決算>ニチモウ/子会社整理で純損失

2019年5月17日

 ニチモウ(松本和明社長)が15日に発表した2019年3月期の連結決算は、キメ細かな営業活動が奏功して増収増益の好決算を達成したものの、アルゼンチンの子会社サンアラワSAの株式譲渡に伴う特別損失を計上した結果、当期純損益は26億8900万円の純損失に転じた。

 ◆?マルイチ産商?(平野敏樹社長)の19年3月期連結決算は、付加価値商品の開発などを軸とするメーカー型卸事業の推進が効果を上げて増収を確保したものの、水産物などの相場高を主要因とする仕入れ価格上昇を販売価格に転嫁しきれないなどの理由で、減益決算となった

 ◆はごろもフーズ?(池田憲一社長)の19年3月期連結決算は、売上高799億2000万円(前期比0・1%増)、営業利益15億5900万円(10・9%増)、経常利益18億6800万円(10・3%増)だったが、マカロニ製品の回収に伴う特別損失や税金費用の増加で当期純利益9億9300万円(40・1%減)。[....]