秋サケ・ホタテ浜高どう是正、道ぎょれん会秋季取引懇

2017年8月31日

あいさつする道漁連の佐藤副会長

 北海道漁連は29日、関東と北海道地区の取引関係者らで組織する道ぎょれん会の秋季取引懇談会(東京・北海道ブロック)を東京・港区の世界貿易センタービルで開催した。本格漁期入りする秋サケやイクラ製品、大減産から立ち直りつつあるホタテ製品の現状と見通しについて消費地、産地双方から率直な意見交換を行い、限界を超えた浜高をいかに是正して消費を取り戻すかなど、秋季商戦を成功に導くための回答を模索した。関連業者77社など総勢およそ200人が参加した。

 道漁連の佐藤忠則副会長は「今年も原料不足は変わらず、資源回復・増殖に努めることが大命題」と活発な意見交換を促した。安田昌樹常務が「今後も販促活動や積極的な商品開発などを通じ、安全・安心で優れた道産品の安定供給に努めていく」などと話し、販路拡大への一層の協力を要請。

 イクラを含む秋サケ製品とホタテ製品の分科会で、需給動向の分析や今季の課題について、それぞれ専門的な立場から具体的な意見・要望を提示し合い、商戦の成功に向けて活発な情報交換を行った。[....]