NEC富士・桂川ファクトリー、来夏トラウト初出荷へ

2022年12月13日

養魚棟の前でテープカットする関係者

 NECネッツエスアイ(株)(本社=東京・文京区、牛島祐之社長)の子会社で養殖サケの生産を手掛けるNESIC陸上養殖(株)(佐藤将司社長)は12日、山梨・西桂町でサーモン陸上養殖施設「富士・桂川ファクトリー」の竣工式を行った。

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 循環式の陸上イケスを構える同施設では、今後、人工知能(AI)やデジタル技術を取り入れた最新の技術でトラウト(ニジマス)の養殖が行われる。年間生産量は原魚ベースで最大500トン。来年1月に稚魚の池入れを開始し、8月に3?4キロまで育て、初出荷を目指していく。

 竣工式には牛島社長、佐藤社長をはじめ、地元から山梨県の長崎幸太郎知事や西桂町の山崎泰洋町長らが出席。また、稚魚の供給を担う(株)林養魚場の林総一郎社長、販売パートナーである大都魚類(株)の橋本宏行社長ら合わせて40人以上が集まった。[....]