<FAO便り[123]>渡辺浩幹・FAO上席水産専門官/レッドゾーンの年末年始

2021年1月14日

せめてポインセチアで明るいクリスマスを!

 私がこの原稿を書いているのは、2020年12月26日、ナターレ(クリスマス)の翌日で、イタリアでは聖ステファノと呼ばれている祝日です。FAOも昨日から1月3日まで公休日となりました。イタリア人にとってナターレは、普段は離れて暮らしている家族や親戚が集まり、一緒にお祝いする、日本人にとってのお正月のような大切な時期です。しかし20年は、新型コロナウイルスのおかげで、12月24日から27日まではイタリア全土がレッドゾーンに指定され、基本的に外出は禁止され、商店やバール・レストランなども閉まっています。仕事や健康上などの理由でやむを得ず外出する場合は、決められた書式に基づく自己申告書の携帯が義務付けられています。来週12月28日から30日までは、一段階規制の緩いオレンジゾーンとなりますが、12月31日から1月3日までは、またレッドゾーンに逆戻り。4日はオレンジで、5?6日とまたレッドという状況です。[....]