2022年8月29日
芸能人だけでなく一般人を含めて、世間に大きな影響を与える人物を指す「インフルエンサー」。昨今は交流サイト(SNS)の発達にしたがって次々と誕生し、多方面で活躍している。水産業界においては30年近く最前線を走る「さかなクン」以外にも、さまざまな個性や才能をもった「水産インフルエンサー」が現れている。水産物に心奪われ、自らがシンボルマークとなって魅力を発信する存在を掘り下げてみた。
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ねり製品業界を例にすると、代表的な人物といえば「カニカマハナコ」さんだ。フリーで活躍する主婦でほぼ毎日、SNSなどでカニカマを使った料理を発信している。数々の有名テレビ番組の出演実績があるほか、インスタグラムのフォロワー数は8月中旬現在で3万人を優に超えるなど絶大な影響力を誇る。
提案する料理は和洋の枠にとどまらず多国籍で、主菜から副菜、朝食から夜食まで多岐にわたる。代表的なメニューは「カニカマメンマ」や「カニカマチリソース」。テレビでも紹介され、一躍話題を呼んだ。[....]