2021年5月24日
人気やはやりのアニメ、漫画などが食品のキャンペーンに起用されることはよくある。しかし水産ではあまり例をみない。日本水産が4年前から起用している「ゲゲゲの鬼太郎」のサケの切身や、今年発売40周年を迎える理研ビタミンの「リケンのわかめスープ」には癒やし系漫画「わかメン」が起用され注目を集めている。それぞれコラボに至った背景やその効果などについて探ってみた。
■「境港サーモンの販促、日本水産「ゲゲゲの鬼太郎」。
日本水産が「ゲゲゲの鬼太郎」を起用したのは2018年3月。翌月から始まるテレビアニメの第6期放送開始を機に養殖ギンザケ「境港サーモン」の店頭販促に起用した。理由は「境港サーモン」が鳥取県境港市の弓ヶ浜水産で生産していること、境港は鬼太郎を生んだ水木しげる氏の出身地でありイメージが定着している点だ。[....]