<豊洲の旬>生鮮カツオ/入荷伸びず

2023年7月7日

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東京都中央卸売市場カツオの1日平均上場数量

 豊洲市場の生鮮カツオの入荷が伸びあぐねている。6月上旬から千葉・房州勝浦が主体で、下旬からは宮城・気仙沼も上場しているものの、5月半ばまでの勢いは失速。ただ、昨年は7月から姿を見なくなったが、今年は沖に魚影が見え続けていると伝えられており、多くの一本釣り船が回っているビンナガ漁の勢いが落ち着けばカツオに回帰し、「例年並みの数量がまとまるのではないか」(卸担当者)と巻き返しに期待がかかる。

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 東京都中央卸売市場の週間市況によると、一日平均上場数量は5月から50トンを超えることがなく、相場もキロ400円台後半から800円台後半と幅があり、安定していない。

 今年は6月からビンナガの水揚げが好調なことから、大型の一本釣り船は、7月上旬現在もビンナガ狙いで操業している。[....]