食品スーパー、内食堅調/水産、家飲み需要追い風

2021年6月25日

 食品スーパー(SM)が主体の流通3団体合同の「スーパーマーケット統計調査」5月実績によると、新型コロナウイルスによる買いだめ消費の反動が大きく、総売上高は1兆26億3602万円で既存店前年比3・0%減と、4か月連続のマイナスとなった。ただ、引き続き食品に対する内食需要が強いため、前々年比では6・7%増と大きく上振れしている。水産も家飲み需要を背景に刺身などがよく売れた。

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 食品合計は9150億5710万円で2・8%減。うち生鮮3部門全体は5・2%減と反動減が大きくなった。相場安が重なった青果(6・9%減)をはじめ、畜産(5・7%減)、日配(4・5%減)などでその傾向が強かった。ただ、前々年比はいずれも7?10%の伸びになった。[....]